硫黄岳
2016年末の登り納め。毎年恒例のclimb likeさんとのテン泊山行だ。荒島岳を候補に挙げたが今年は比較的楽な雪山がいいということで、八ヶ岳の硫黄岳に落ち着いた。
いつもどおり愛知県某所で6時に待ち合わせて長野県へ向かう。美濃戸口から美濃戸までは凸凹の悪路が続くので気が抜けない。前回赤岳の教訓から、美濃戸口に着いたところでlikeさんの四駆スタッドレスに金属チェーンを巻いた。
北沢は序盤から積雪と凍結。この時期なので雪の量はそれほどでもなかった。

陽が射しこみ歩いてると汗ばんでくる。

綺麗な景色に何度も足を止めた。


赤岳鉱泉に着いてすぐにテントを張った。前日に張られていたであろう整地された場所を遠慮なく使わせてもらった。

気温もそれほど低くなく、最高に気持ちいい。likeさんが準備してくれたお弁当をテントで食べてこれからの行動を相談。明日が少し怪しい予報だったので、今日のうちに登ってしまおうということに。

赤岳が綺麗だ。木には積雪や霧氷もないが、リゾート感たっぷり。

硫黄岳に向けて序盤の九十九折。少しずつ標高を上げていく。


展望が開けると、大同心、小同心が見えた。横岳のゴツゴツした感じもカッコいい。

稜線に出る手前あたりから南八ヶ岳全域を雲が覆い始め、硫黄岳あたりも見えなくなってきた。


急峻な赤岳。

僕たちの登る速度より雲が覆う速度の方が遥かに速い。

蓼科山方面も雲に覆われている。

稜線に出ると、山頂の端が見えた。もう少しだ。荒れる前に登ってしまおう。



急激に白の世界に包まれて視界が効かなくなってきた。

無事、硫黄岳登頂。

久しぶりだったけど、そういえば冬は初めてだった。アンニョンさんポーズで。

とにかく風が強くて体感では10m/secはゆうに越えていたと思う。歩くのがしんどかった。

さぁ、早く温かいテントに戻ろう。



九十九折に戻ると雲の下から太陽が出てきて、綺麗な夕焼けが見れた。小屋に着くとまた雲が覆って小雪が降り始めた。

夕食は恒例のお鍋!!

この量、十分4人分ありますよ!!とlikeさん。切り過ぎた野菜、肉2種500g、揚げ物、水餃子、うどん、雑炊など、ちょっと持って来すぎたみたい。。。結局、半分は翌朝の二人分の朝食に回った(笑)ちなみに写真右端の手は焼き肉を焼いてくれているlikeさんw

夜は雪が降り続いたので星撮影を断念。早朝は小雪になっていたので少しだけ撮影してから朝食を食べた。


木には霧氷がびっしり。素晴らしい景色に変わっていた。



撤収中、太陽が出たので思わず小屋前まで走った。冬の八ヶ岳らしい素晴らしい景色だった。

すっかり青空になって裏切られた気分。これなら早朝頑張って赤岳も行けたのに!!とlikeさんに言うと返事はなかった。

両手でガシガシと。

いつか体験してみたい。

大同心と小同心の絶景を見ながら下山なんてもったいない。

2016年の最後の山行も最高の雪山歩きが出来た。climb likeさん、どうもありがとうございました。2017年末も宜しく!!
撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
Velbon シェルパアクティブ2
- 関連記事
| 八ヶ岳 | 20:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
COOPERさん、こんにちは。
久々の更新ですね。
僕は動きの取れない年末山行、いつも羨ましく思っています。
likeちゃん、山から少し離れて軟弱になってましたか(笑。
最後の写真、めっちゃ良いですね。
こういった風景はやはりアルプスならではと感じます。
| ke-n | 2017/04/10 14:28 | URL |