yamaフォトライフ COOPER

金剛山・大峰山系の四季を EOS 6D / MでSHOT!

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西穂高岳

2016年3月12日(土)~2016年3月13日(日)
ロープウェイ西穂高口~西穂山荘~独標~西穂高岳
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さらなる高みへ、緊張の雪稜歩き!



前回、今年の雪山目標の一つの赤岳を登ることが出来、いよいよ次の目標の西穂独標を目指す時が来た。3月前半の土日で狙えそうだったので、3/11(金)の仕事終わりに仮眠してから新穂高へと向かった。穂高は今まで夏に北穂高岳しか登ったことがないので、独標は初めてだ。

新穂高の冬期駐車場は、新しくなった登山指導センターの向かいの敷地にある。30台ほど停められて冬期は無料になっている。この日到着したのがAM8時過ぎで、ほぼ満車状態だったけど何とか停めることが出来た。ロープウェイの駅では大変混雑していたけど、臨時便のおかげで9時15分には乗車することができた。

快晴の新穂高無料駐車場。ここはバス用駐車場で、一般の乗用車はこの手前にある。
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ロープウェイで標高を上げると西穂高岳が見えてきた。
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槍ヶ岳。どこから見ても目立つ。
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笠ヶ岳。
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ロープウェイ西穂高口駅を降りると、雪壁を切りぬいた冬期登山道が現れた。雪が積もるたびに毎回道を作って下さるスタッフの方に感謝し歩き始めた。
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緩やかなシラビソの森を進んでいく。
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展望が開けると、目の前には独標から西穂高岳までの険しい稜線が。
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なだらかな双六岳や樅沢岳も。この時期、BC以外の一般登山者はほとんど入らないエリア。
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今も噴煙上げる焼岳。
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ほどなくして急登に差し掛かる。
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そして、まだ先だと思っていた西穂山荘がいきなり現れてびっくり。
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受付を済ませてテントを設営。今日は風が弱い予報だったのでkhufuにした。テントで居るのが心地よかったのでぐずぐずしてしまったが、昼食を食べてから独標へと出発した。隣のステラリッジの方と設営が同じタイミングだったが、もうすでに出発されていた。2016_0312_12.jpg

飛騨側はところどころハイマツが顔を出している。
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飛騨側から飛ばされた雪が信州側に溜まってる感じかな。
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笠ヶ岳はもう雲の中。
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意外と急登が続いてしんどかったけど、15分ほどで丸山に到着。一枚だけ撮って先を急いだ。
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シュカブラはどこも優しめな感じ。
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独標が近づくに連れ、ちょっとした岩場が出始めて雰囲気が少しずつ変わっていく。独標の奥のピラミッドピークがカッコよくて、気持ちが徐々に高ぶってくる。
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独標の手前。山頂直下で上りと下りが束になってなかなか動かない様子。
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表層は柔らかい薄雪で内部はカチカチに氷化していた。前日に雨と雪が降ったようなのでその影響だろうか。ここだけ雪質が一変していた。アイゼンの前爪を何度も蹴り込み、確実に足場を確保しながら下っていたせいで渋滞していたのだった。ここに来て納得した。
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そんな斜面も登りはそれほど難はなく、念願の独標に登頂した。
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この先は上級者のみが許される領域。山頂に居た人たちは皆ここで折り返されるようだ。当初の予定ではここまでだったが、ここに立つと、先へ行ってみたい気持ちと行けそうな自信が後押しし、気持ちはGOだった。しかし、目の前の斜面を見るとなかなか踏ん切りがつかない。さっきまで出ていた青空はガスに消され小雪もぱらつき始めた。
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そうこうしているうちに、さっきの斜面を下山待ちしていた列がどんどんはけていく。その列を最後まで見送り、とうとう山頂に一人になった。そして、この絶好のコンディションにまた当たる保証はないだろうと意を決し、先へ進むことにした。写真でも、いいと思った時に撮っておかないと二度と同じ景色に出会える保証はないのと同じ感覚だった。
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独標までの道とは明らかに違い、際どい箇所が連続し幾度となく急登が現れる。先行者のトレースがとても有難かった。
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20分ほどでピラミッドピーク。西穂高岳を射程圏内に捉えたが、まだ1時間はかかる。ピラミッドピークに立つと、ここで満足してしまいそうな感覚に襲われたけど、気持ちを締め直して前に進んだ。
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迫力ある雪屁。
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雪屁の手前の嫌らしい巻き。足を多少クロスさせながら、一歩一歩確実にアイゼンを効かせる。
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笠ヶ岳は雲に隠れたままだ。
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西穂高岳へはもう少しだ。見た目以上の急登で、ふくらはぎが悲鳴を上げそうになってきた。
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山頂手前の最後のピーク。ピーク直下はカチカチでちょっと嫌らしかった。
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そしていよいよラストの急登へ差し掛かる。
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ヴィクトリーロードは長い急登。積み重ねた一歩一歩が確実に山頂へと導いてくれる、そう信じて、焦らず確実に足を置いていく。
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しつこい斜面を登りきり、ようやく西穂高岳の山頂に立った。
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歩いてきた道を振り返り、登頂の喜びを爆発させた!
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奥穂は雲に隠れてしまい、眺めることが叶わず残念だった。ここまで来れて満足したが、下りを思うとまだまだ安心出来ない。30分ほど山頂を独り占めした後、名残惜しく下り始めた。
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山頂直下の急坂は綺麗にステップが出来ていたので、前向きで下った。
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美しい稜線。
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ピラミッドピークが見えている。そこまで行けば少し安心出来そうだ。
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豪快な雪屁は長野県側に出来ている。
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際どい箇所も丁寧に歩いていく。
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そして、独標まで戻ることができてホッとした。独標の下りはカチカチな状態がまだ残っていて今日一番厄介なポイントだった。ここだけは後ろ向きで下った。
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危険個所も終わり、さぁこれから夕景という時に急にガスってきて、なんでやねん~。
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しばらくしてガスが流れると、さっきまではなかった雲海が出来ていた。
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これは来るかもと思い、適当な場所で三脚を立ててスタンバった。
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マイナス5℃で起こるのはとても珍しいらしいサンピラー。綺麗な景色。
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待った甲斐あり、雪面が徐々に色づき始めた。
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ピンクに染まってさぁクライマックスというところで再びガスが!!なんでやねん~。
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最後はガスと夕日の追いかけっこだったけど、何とかいい色の雲海と夕焼けを撮影出来た。
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要塞みたいに聳える笠ヶ岳。
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テントで夕食後、外に出ると星が綺麗に出てたので何枚か撮影した。山荘泊の人たちも何人か撮影されていた。
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西穂山荘とオリオン。
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翌朝、厳冬仕様のシュラフが暖か過ぎたのか寝坊してしまい、起きたらすでに日の出30分前。外の様子を窺うと、太陽の方角はあんまり赤くなっていないので、丸山に登るのをやめてのんびりと朝ごはん。
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日の出は八ヶ岳の北側から昇った。ドラマらしいドラマは全く起こらなかったが、上から見たらまた違っていたんだろうか。
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霞沢岳もおとなしく朝を迎えた。
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お世話になった西穂山荘。次は小屋泊してみたい。
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真っ白い白山と北陸の山々。
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下山中、昨日歩いた稜線が見えて感慨深かった。
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中崎山荘の温泉に浸かり、高山ラーメンを食べた後、用事で名古屋に寄ってから帰阪した。

当初、西穂独標までの予定だったけど、雪質や天気に恵まれ西穂高岳に登頂することが出来た。独標では、ひとまず達成感を味わえたり、先に続く雪稜の威圧感に押されたりしてなかなか躊躇してしまったが、その先は不安が的中したかのように今までの雪山とは明らかにレベルが違っていて、緊張が途切れることはなかった。一つ一つの動作を確実に行えば問題ないのかもしれないが、天気や雪質の状況によって難度がガラっと変わるんだろうなと感じた。長いアップダウンと緊張の連続で心身ともに疲れたが、それ以上に達成感に満たされた山行だった。次は無雪期に西穂山頂に立ち、この日の登頂を思い出しながら奥穂を眺めてみたい。


◆Temp. Log
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◆GPS Log(HOLUX M-241)



◆C.T.
<3/12(土)>
10:02 西穂高口
10:58 西穂山荘 12:25
12:41 丸山
13:39 独標 14:00
14:24 ピラミッドピーク
15:26 西穂高岳 15:55
17:04 独標 17:11
18:25 夕景撮影~西穂山荘

<3/13(日)>
8:25 西穂山荘
9:02 西穂高口


撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
Velbon シェルパアクティブ2
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COMMENT

COOPERさん、こんばんは。

素晴らしい世界観、また一歩高みへ行かれましたね。
少しドキドキとしながら、臨場感のあるお写真を楽しませていただきました。
吸い込まれそうな紺碧の空、畏怖感を感じる白い世界、
それが朱に染まるときには、何度見ても最高潮の感動があります。

一人であることで精神的にも疲れた山行だったかと想像しますが、
今回もまたたくさんの光景と出会われたことが羨ましいです。
ほんとうにお疲れ様でした。

| ke-n | 2016/04/03 19:59 | URL |

Re: タイトルなし

ke-nさん、こんばんは。

穂高は夏でも冬でも圧倒的な迫力がありますね。
独標から先は、やはり簡単ではなかったですが、
戻りの時は少し慣れてきて対処にゆとりが出来てました。
見たかった景色を頑張ってまた一つ見れた、そんな感じの山行でした。
夕景は、一応時間が合うように計画はしてましたが、
とにかくいい景色が見れてよかったです。

今回はソロでとても心細かったですが、
山力を磨く為にはたまにはソロも必要ですかね。
また泊山行の時に撮影目的でもぜひご一緒したい山でした。

| COOPER | 2016/04/03 22:59 | URL |















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