yamaフォトライフ COOPER

金剛山・大峰山系の四季を EOS 6D / MでSHOT!

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釈迦ヶ岳

2015年11月21日(土)
太尾登山口~釈迦ヶ岳
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全力!釈迦ヶ岳!



11月3連休。当初、9月に目標を達成した剱岳の新雪を撮りに立山へ再訪する予定だったが、あまりに雪が降らないのでパスすることに。逆にこの雪のない状況を利用して、久しぶりに穂高あたりを歩こうと気持ちは固まっていた。しかし、関東甲信は肝心の天気が優れない。遠征はまた次のタイミングに持ち越して、近場の大峰を歩くことにした。

弥山をベースに2泊で七面山ピストンをしたかったが、二日目以降の天気がイマイチなのでこれもパス。結局、日帰りで釈迦ヶ岳に行くことにした。

距離の短い釈迦ヶ岳なので、9時30分と遅めのスタート。稜線に出ても風がなく快晴、気温もぽかぽかと暖かい。
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冬支度が出来た釈迦道の木々。あとは雪を待つのみ。前回の玉置山での手応えを再確認する為に、三脚を肩に持って歩き、一枚一枚三脚を立てて撮影していく。
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晩秋の寂しげな登山道。鮮やかさはなく殺風景だけれど、季節の移ろいを最も感じられる時期かもしれない。
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釈迦道ではこのような倒木エリアがしばしば現れる。強風の仕業か。
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熊笹の綺麗な尾根に入ると、計ったように青空が!大峰の代名詞であるガスの景色や、ドラマチックな朝夕の景色でさえも、今日の紺碧の情景には敵わないのではないかと、現場にいて素直にそう感じた。
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撮影している間にも、どんどん登山者がやってくる。この時期とは思えないぽかぽか陽気で、これとない登山日和だ。三脚を立てるとじっくりと撮影が出来、PLの回し具合もいつもより丁寧に調整出来る。
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登ってきた道を振り返ると、熊野や十津川の山並みが冒険心をくすぐる。以前歩いた果無山脈もよく見えている。
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少しずつ姿を見せる釈迦ヶ岳。
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大日岳と蘇莫岳(そばくさだけ)。
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深仙ノ宿と台高南部。
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たおやかな山容が現れると、自然と心が和む。
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空を見上げると、画になる雲が目の前に湧きあがっていて衝撃が走った。どんどん流れる雲を追いかけるように、フレーミングや構図を変えながらシャッターを切っていく。その中で、空、雲、木、光のバランスがとてもいい一枚が撮れた。(下の写真ではない) その一枚は、時期が来たら発表したいと思う。
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古田ノ森を過ぎると、釈迦ヶ岳と特徴的な雲が眼前に迫る。
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弥山方面は薄雲が掛かっているが、山容はくっきりと見え、空気がとても澄んでいる。
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一旦下る手前のピークで、釈迦ヶ岳を眺める。ここは大好きな場所だ。
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コルから少し登り返すと、
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千丈平に到着。さぁもうひと頑張り!
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深仙ノ宿との分岐で一組のカップルとすれ違った。先に下ってきた女性が深仙ノ宿方面へ左折したが、こっちやで~と男性が旭方面に呼び戻していた。登山道はどちらもしっかりしているので、下を見て歩いていたりガスっていたりすると確かに間違えやすいかもしれない。
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分岐を過ぎて少し登ると笹原の登山道が綺麗に見えた。
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そして12時30分頃に釈迦ヶ岳に到着。撮影は全て三脚を使い、CTはちょうど3時間だった。お釈迦様はぽかぽか陽気でご機嫌の様子。
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ここでヤマレコのHiro…19…さんですかと声を掛けられた。ヤマレコのDCTさんだった。前回の持経ノ宿の話をした後、ひこにゃんの小さいぬいぐるみを頂いた。どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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弥山・八経ヶ岳方面。大峯奥駈道の縦走路がくっきり見えて、とても爽快な景色だった。
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お昼は餃子を焼き、パンとおにぎりを少々。
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嫁さんが昼食を終え「先に下山しとくで」と言って下り始めた。
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僕も昼食を終えて後を追った。何度も歩いてる釈迦道だけど、先ほどのカップルのやりとりが気になり、不安が募る。
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台高方面と五百羅漢。
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そそり立つ岩峰、七面山。
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弥山・八経ヶ岳の奥に山上ヶ岳。
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大峰らしい景色。ここからはペースを上げて下山開始。
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広がる笹原と遠くの山並みが綺麗な景色。ここもお気に入りだ。それにしても一向に嫁さんに追いつかない。15分遅れだったけどこのペースで追いつかないわけがないくらいのハイペースなのにだ。
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14時45分に峠の登山口に着くと不安は的中。嫁さんはいなかった。目印のザックを置いて、下の不動木屋の登山口まで車で見に行く。ちょうど下山したばかりの登山者がいたので聞いてみると、誰とも会っていないと。峠の登山口に戻り、三脚やレンズなど不要なものは車に置いた。Khufuやセイシェルなどの緊急ギアはザックに入れたままにし、車に目印を残して再び登山開始。二度目の登山は思ったより足が重く、すぐに疲労が出てきてしまう。それでも休むことなく標準CTの1/3で小走りで登り続けた。田中陽希の一日二座の大変さが頭に浮かんでいた。

途中ですれ違った全ての人に話しかけたところ、4人目で目撃情報を得られ、ひとまずほっとした。大声で叫びながら登っていくと女性の大きな返答が聞こえ、ようやく、何事もなかったように涼しい顔をした嫁さんと会うことが出来た。そこは古田ノ森のすぐ手前あたりで、登山再開20~30分後のことだった。聞くと、やはり分岐で間違えて深仙ノ宿まで下りてしまったようで、深仙ノ宿で登山者から「旭から登ってた人ですよね」と声をかけて頂き、山高地図を見て戻ってきたようだ。その戻りが巻き道でなく再び釈迦へ直登してから千丈平へ戻ったことにも驚いたが、間違えたら来た道を戻る、この基本原則をきっちり実行したらしい(本人談)。山力が付いているのかいないのか、複雑な気分だったが、とにかく復帰できてよかった。

遭難の多い大峰。釈迦ヶ岳は登山道もしっかりしてCTも短く手軽な山となっているが、山頂直下の広い尾根はガスると分かりにくい時もあったりするし、決して油断できない山だ。深仙ノ宿で声をかけて頂かなかったらどうなっていたかと思うと身の毛のよだつ出来事で、声をかけて頂いた方には本当に感謝しています。その後は基本に忠実に行動してくれたことで、無事に帰還することが出来た。今後は嫁さんの後ろに付き、自分で考えて歩いてもらうと同時に、離れて行動しないようにしたいと思う。余談だが、数日後、嫁さん用にツェルトⅡロングとセイシェルを購入し、現在は常備させている。(ツェルトⅡロングはソロの時に使わせてもらおうと密かに狙ってる)

16時過ぎに無事下山。
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おまけの深仙ノ宿での一枚。何度も来てるお堂を見たら普通は間違いに気付くと思うが…。
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EOS M(嫁さん撮影)

ぽかぽか陽気で快晴の釈迦ヶ岳。今日はたくさんの登山者が登られ、皆、素晴らしい景色を楽しんでいた。そんな景色も帳消しになる出来事のおかげで、心身ともにとても疲れる山行となった。(翌日は下半身が久しぶりの筋肉痛) この疲れを癒すには夢の湯ではこと足りないと思い、湯泉地温泉 泉湯で疲れを癒した。168号旭から40分ほど南下しないといけないが、ここの硫黄泉は奈良県随一のいいお湯で、時間をかけてでも来る価値のある温泉だ。最近は、毎日でも入りたいと思うほどお気に入りになっている。そんな泉湯で暗くなった露天風呂に浸かりながら、当たり前に訪れる日常の有難さを噛みしめ感謝した。


◆ログ(HOLUX M-241)



◆C.T.
9:30 太尾登山口
11:30 古田ノ森
11:58 千丈平 12:10
12:30 釈迦ヶ岳~昼食 13:30
14:45 太尾登山口


撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
EF50mm F1.4 USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
Velbon E545M
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COMMENT

COOPERさん、こんばんは。
なかなか思うように冷え込みがやってきてくれませんね。

今回の釈迦は空が気持ち良いですね。
空、雲、木、光、そして登山者が入ったお写真は最高です。
大切に温存しておいて発表待ちのカットが撮れたときの気持ちは格別のものがありますよね。

奥様と無事に会えて良かったですね。
慣れ親しんだ山とはいえ、ふとしたことでルートを外してしまうのも山の怖さですね。
心配され焦ったことで気疲れもあったことでしょう。
お疲れ様でしたね。

| ke-n | 2015/12/12 17:59 | URL |

Re: タイトルなし

ke-nさん、こんばんは。

寒波が来てはまた融けての繰り返しが続きそうですね。
長期予報では1月いっぱいも暖かいようなので、
この冬はアルプスや八ヶ岳にお世話になる回数が増えるかもです。

写真、ありがとうございます。
この時期ならではの空気感と青空がとても気持ちよかったです。
大切な一枚はどこかのコンテストに出すか、春の写真展で出そうかなと思います。

道間違いは焦りましたね。
釈迦道なので最終的には会えると思ってましたが、
たまに標識の柱などに貼られている捜索の紙が頭から離れませんでした。
再会後は疲れがどっと出ましたね。

| COOPER | 2015/12/12 19:39 | URL |















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