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小秀山 ~敗退~

2013年12月30日(月)~2013年12月31日(火)
二の谷登山口~カモシカ渡り~第二高原~テン泊~三の谷登山口~二の谷登山口2013_1230_56

リベンジする気も湧かず…。



2013年12月30日(月)

climb likeさんからのお誘いで、岐阜県から長野県に跨る小秀山へ行ってきました。当初、別の山にソロで行く予定でしたが、climb likeさんとは8月の前鬼川以来ということで、楽しみだったのでご一緒させて頂くことにしました。小秀山は、御嶽山の南側にある阿寺山地の最高峰で標高は1,982m。山頂には2010年に開設された秀峰舎という立派な避難小屋があり、今回はそこで1泊する予定です。前週の寒気でさらに増えたと思われる積雪量が気になります。

二の谷登山口駐車場。9時ちょうど、降雪の中スタートします。気温は-5℃。2013_1230_1

二の谷登山口にある乙女渓谷キャンプ場の管理棟。2013_1230_2

登山届BOXはこの管理棟にあります。2013_1230_3

W.C.は冬季閉鎖です。
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碧水湖。綺麗な沢です。2013_1230_5

序盤は木の階段が続きます。2013_1230_6

ねじれ滝。
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冬の渓谷ならではの景色です。2013_1230_8

下山されてきた二人組。小屋泊だったとのことですが、時間的にも恐らく二の谷避難小屋のことだったと思われます。山頂は辿り着けなかったようです。2013_1230_9

二の谷避難小屋。扉を開いた先から土足禁止だったので中には入らず。
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烏帽子岩。
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夫婦滝はほぼ完全氷瀑しており、結構な高さです。氷瀑が見れるなんて思ってなかったのでラッキーでした。2013_1230_12

夫婦滝全景。2013_1230_14

夫婦滝から急坂が続き鎧岩に到着です。先行パーティのトレースがあったので比較的登り易かったですが、ところどころで滑ったりズボったりし始めます。2013_1230_15

第一展望台。曇って展望はなし。2013_1230_16

急坂が続きます。2013_1230_17

そして核心のカモシカ渡りです。距離的には短いですが、かなり険しかったです。2013_1230_18


最初に、木の根と岩と雪の垂直な登りです。ここは掴むポイントと足を掛けるポイントが多く登り易かったです。これを抜けると、
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climb likeさん提供

次は岩登りの要素が濃くなる区間が現れます。木の根や岩のちょっとした角に指を掛け、足は前の部分をしっかり岩の段差に掛けて登りましたが、結構難しかったです。そして最も面倒だったのは次の区間です。
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掴める木の根が出ておらず、支点は雪に覆われた岩が頼りです。このままだとしっかり支点が取りづらかったので、除雪・除氷して確実に引っ掛かるポイントを作りながら登りましたが、非常に嫌らしい区間でした。likeさんはセルフビレイして登られてましたが、ここはしておくべきだと感じました。ヤマレコでは無積雪期でも唯一緊張する箇所と書かれている記事もありましたが、ロープや鎖がないのが不思議なくらい危険な箇所だと感じました。また、特にこの時期は下山では使わない方がいいでしょう。2013_1230_20

登り切ると兜岩眺望地点ですが、雲で兜岩は全く見えません。2013_1230_21

ここも急坂。なかなか辛いです。2013_1230_22

HOLUX M-241+地図ロイドのコンビ。Bluetoothでスマホとペアリングして現在地を確認してます。使い始めてほぼ一年になりますが、GPS精度も使い勝手も今のところ満足です。写真の現在地(赤丸)は、DLしておいたログ(赤い軌跡)とちょっと違ってました。(likeさんのガーミンetrek20も僕のと同じ現在地でした) DLしたログは谷道を詰めていますがレコの内容では今日と同じルート(途中から尾根)を歩かれてましたので、ログが実際のルートとは違っているようです。2013_1230_23

13時30分。ようやく兜岩へ向かう尾根に乗りました。ここまで4時間半掛かりました。無積雪期なら登頂出来てますね。2013_1230_24

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三の谷ルートとの分岐。帰りはそっちのルートでいきます。この先で雪が更に深くなりスノーシューを装着。2013_1230_26

一瞬太陽が出て気持ちが安らぎます。2013_1230_27

ここの急坂は、ズボるし滑るしでとても嫌らしかったです。2013_1230_28

次の急坂はこんな感じ。頭の雪もかなり鬱陶しいです。2013_1230_29

まだ急坂は続きます。2013_1230_30

ちょっとだけ展望が効きました。2013_1230_31

兜岩。岩登りはなく、九十九折りを登っていきます。2013_1230_32

慎重に登りクリア。2013_1230_33

雲が薄くなってきたのか、少し光が入りました。青空は依然出てくれませんがこの微妙な感じが好きです。2013_1230_34

15時19分。ようやく第一高原に到着です。2013_1230_35

ここからは高原地帯が続くのでlikeさんも安堵の表情。2013_1230_36

高原地帯はスノーシューを堪能できて、とても歩きやすい区間でした。そしてこの時は、地図で見た地形から、山頂までこの感じが続くものと思っていました。2013_1230_37

標高は1,900mを超え、雪の着き方も変わってきました。この先で先行パーティに追いつき、道が分からないとのことだったので、ここまでのトレースのお礼を言い、そこから僕が先頭になりました。このお二人は、一人がワカンでもう一人はつぼ足だったように思いますが、その装備でよくここまで来られたものだと関心しました。2013_1230_38

広い台地に抜けると、2013_1230_39

第二高原に到着です。GPSを確認すると向こうに見えてる丘を越える必要がありそう。2013_1230_40

15時50分。先行の方たちはここでテン泊するようです。2013_1230_41

第二高原から残りあと1kmほど。2時間ほどで小屋へ着けると踏みヘッデンを付けて避難小屋を目指すも、第二高原の次の丘で雪と木々に行く手を完全に阻まれ、行きたい方向にうまく進めません。通れそうな木の隙間を探しながら迂回して進みます。2013_1230_42

尾根に乗り樹林帯に入るもこれまた出口を雪で塞がれ、距離にして数100mの間で何度も迂回と修正を余儀なくされます。雪が深く腰までズボることも多々あり、その都度体力を使います。気付かないうちにlikeさんとの距離が少し離れてしまって大声で確認したり。しんしんと雪が降るなか悪戦苦闘を続け、19時を過ぎたところで、この進度では避難小屋への到達は不可と判断し撤退を決めました。残りあと数100mでしたが、この先に待っている登りでも同様の樹林帯が現れることを想定すると仕方ない判断でした。2013_1230_43

自分たちのトレースを忠実に戻り、張れそうな場所を探します。今日はlikeさんのツェルトⅡロングでテン泊です。一度寝てみたいと思っていたのでとても楽しみでした。ツェルトⅡロングは、二人がギリギリ寝れる長さと幅ですが、寝返りが出来る余裕はありました。天井は低いので普通に座ると頭は当たってしまいます。SLEEPING SYSTEMは前回の山上ヶ岳と同じですが、地面からの冷えも室内の冷えもほとんど感じずに熟睡出来ました。外気温は山上ヶ岳の時と同じくらいでしたが、その時より随分暖かく感じたのは二人だったからだと思います。

晩飯ですが、調理は一人しか出来るスペースがなかったので、持参した鍋キューブ(キムチ味)と肉・野菜などの具材でキムチ鍋と雑炊を作りlikeさんと一緒に食べました。雑炊はlikeさんのレシピでコンビニおにぎりを投入しましたが、海苔や鮭で甘みが出て最高に美味しかったです!梅酒と、アンニョンさんの受け売りのみかんも美味で、これから冬はみかんを持参しようと思いました。いつもインスタントラーメンやマジックライスで済ましていたので、これからは鍋や焼き物なども徐々に取り入れたいと思います。ちなみに今回の具材は、イトーヨーカドーの一人鍋用肉セット、一人鍋用野菜セット、豆腐、卵で、合計500~600円程度でした。近所のイトーヨーカドー(Ario鳳)は食べ物の種類が多くて具材を選ぶのも楽しいです。



2013年12月31日(火)

翌朝、撤収時の風景。
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climb likeさん提供

降雪が続く中、準備を終えて8時40分に出発です。likeさんのスノーシューはLIGHTENING ASCENT 25で、円高の時に個人輸入されたようです。2013_1230_44

朝っぱらから最大の難所、第二高原に戻る手前の樹林帯です。こんな感じで塞がれてますが、ここを抜けたら後は楽なので強引に行くしかありません。2013_1230_45

少しルートロスしましたが無事樹林帯を抜けました。昨日ここでテン泊された先行者の下山トレースがあり、またまた助かりました。どうもありがとうございました。2013_1230_46

likeさんも余裕のサムアップw2013_1230_47

何の実かな?白の世界に赤が目立つのでいつも気になります。2013_1230_48

兜岩。イカツイです。2013_1230_50

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急坂の下りは難しかったです。2013_1230_51

三の谷ルートで下山途中、青空が。。。三の谷ルートは一部夏道を外れて尾根を強引に行きましたが、基本的に延々トラバースの普通の歩きやすい登山道でした。二の谷ルートとの難易度の差が大き過ぎです。2013_1230_52

今年の雪はどこも多いみたいですが、雪山2014シーズンはまだ始まったばかり。大峰もまだまだ積もるのかな。2013_1230_53


三の谷登山口から二の谷登山口まで林道を30~40分ほど歩き、ちょうど14時に下山完了です。下呂温泉で体の芯まで温まってから帰路に着きました。

今回は岩登りやラッセルでハードな山行となり登頂は出来ませんでしたが、十分雪山を満喫出来ました。また、避難小屋泊の時は特にツェルトやテントも持参する必要性を実感でき大変勉強になりました。climb likeさんどうもありがとうございました、そしてお疲れ様でした!次は2月のテーブルランド泊でお会いしましょう!



◆C.T.
12/30(月)
9:00 二の谷登山口
10:30 夫婦滝
11:50 鎧岩
12:40 カモシカ渡り
13:30 尾根合流
13:48 三の谷登山道分岐
14:55 兜岩
15:19 第一高原
15:51 第二高原
19:00 第三高原手前の下りにて撤退
19:30 第二高原北東すぐのピーク~テン泊

12/31(火)
8:40 テン泊地
9:33 第二高原
9:59 第一高原
10:10 兜岩
10:55 三の谷登山道分岐
13:30 三の谷登山口
14:00 二の谷登山口

◆CLOTHING&SHOES&BACKPACK
・ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ /mont-bell
・クリマエアジャケット/mont-bell
・アルパインサーマシェルジャケット/mont-bell
・ライトアルパインダウンパーカ/mont-bell ※就寝時のみ

・ジオラインEXP.タイツ/mont-bell
・Verb Pant/THE NORTH FACE
・インシュレーテッドアルパインパンツ/mont-bell
・U.L.ダウンパンツ/mont-bell ※就寝時のみ
・エレファントット/マジックマウンテン ※就寝時のみ

・ストームトラッカーグローブ/OUTDOOR RESEARCH
・グリセード/Black Diamond ※2日目で使用
・ウールビーニー/No Brand
・ストレッチクリマプラス200ネックゲーター/mont-bell

・トレッキングヘビークルー/スマートウール
・テナヤブーツ(Boaシステム)/mont-bell
・GORE-TEXロングスパッツ/mont-bell
・チェーンアイゼン/オクトス
・LIGHTENING AXIS 22/MSR

・MINI25L/山と道
・Stuff Pack XL/山と道

◆SLEEPING SYSTEM
アルミシート/DAISO
Z Lite Solスモール(1mにカット)/THERM-A-REST
Minimalist Pad/山と道&S.H.M.W.
スーパースパイラルダウンハガー #3/mont-bell
U.L.コンフォートシステムピロー/mont-bell
※テントはlikeさんのツェルトⅡロング使用。

◆TEMP.
12/30(月)
二の谷登山口 -5℃
第二高原 -12℃
テン泊地 -13℃

◆WEIGHT
Pack Weight 約11,500g


~撮影機材~
 EOS 6D
 EF14mm F2.8LⅡ USM
 EF24-70mm F4L IS USM

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| 御嶽山系 | 13:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

たった数百メートルでも雪の状態によっては簡単に進めないですね。
登頂できなくともルートを切り開くことそのものが、雪山の醍醐味だと思います。
格闘お疲れ様でした。

夫婦滝の氷瀑は、滝屋の間でも話題になったりしてます。

| パンダ | 2014/01/04 20:03 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

パンダさん

あけましておめでとうございます、本年も宜しくお願いいたします。
今回は、雪深くて最後はほとんど思うように進めませんでしたが、
仰るようにルートを切り開いていく感覚はとても楽しかったです!
下山中は、深い雪はもう当分いいなんて思ってましたが、
帰宅するとまた格闘しに行きたくなってましたw 不思議です。

夫婦滝の氷瀑はそうなんですね!そんな氷瀑を見れて光栄です。
結構な高さだったので現れた瞬間はかなり驚きましたが、
1~2月頃にはもっと凄い状態になるんでしょうね。

| COOPER | 2014/01/04 23:07 | URL |

手強い!!

COOPERさん
おはようございます。

お写真を見るとあの時を思い出しますね。

高原地帯まで行けばもっとすんなりと登頂できると思っていまいしたが、
あそこからが本番でしたね。

少しづつリベンジの気持ちが湧いてきました。
まずは夏道で行ってみようと思います。

御池岳も楽しみにしております。

| climb like | 2014/01/05 09:06 | URL |

Re: 手強い!!

climb likeさん

あれから1週間経ちましたが、あの時のラッセルが恋しくなってきましたねw
3シーズンのレコを見ると第二高原から一度北の第二高原ピークを経由してから次の丘に入ってる
レコもありますね。夏道行かれる時は是非誘って下さいね。
僕も一度歩いておきたく思います。
そして1年後、また2014年末にリベンジどうですか(^^)

2月のテーブルランド楽しみですね!また宜しくお願いします。

| COOPER | 2014/01/05 17:00 | URL |















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