金剛山 第8回(16) ~細尾谷~
お見舞い申し上げます。
日増しに明らかになる被害状況に心を痛めております。
一日も早い復興を願っております。
さて、今週は急遽土曜日が仕事になったので、山行きはやめて
3週連続で体を休めようか迷っていた。
そして日曜日。
山行きが2週間開いてしまっていたので、やっぱり朝から山に行こうと思ったが、
仕事の疲れのため大きく寝過してしまう。
11時頃までごろごろしていたが、やはり体がうずき出し、
昼過ぎに行動を開始する。
今日は嫁さんも来ると言うので、金剛山に回数登山に行くことに。
前回のババ谷を検証しようかと思ったが、以前から行ってみたかった
寺谷を歩くことにした。
13時30分。
今回は登山口の前に駐車し、軽くストレッチをして出発する。
前回、文殊尾根からババ谷を歩き、初めてロープウェイ側から登った。
それくらいロープウェイ側は経験がないので、当然、寺谷の取り付きも知らないが、
地図を見ながら取り付きを探していると、水場の横から尾根伝いに登る道があり、
ココに違いないと思った。
ただ、寺「谷」なのに取り付きが尾根だったことに惑わされたり、
いやいや尾根を登ったらすぐに谷に合流するかもしれないからココで正解だと思ったり、
結局、山の地形を遠目に見て予想出来るほどの力量もなく、
このまま少し歩いたら谷に入る取り付きがあるかもしれないと思って
少し歩いてみた。
地図を見ながら進むと、明らかにさっきの場所だったとすぐに分かった。
しかし、戻るのが面倒だったので、これまた地図上の話で恐らく間違いないと
思われた細尾谷に入った。
ここの入り口は、林道を右にカーブする地点の左側に沢が下りてきて、
休憩出来る広い場所になっている。その横から沢沿いに登っていく道が
細尾谷への道となる。
去年の8月、山登りを初めて3カ月ほど経った頃のこと。
念仏坂からの下山中、アスファルトの下りに嫌気がさし、
途中で何度も休憩したうちの一つだったのを覚えている。
あの時は金剛山のことを全く知らず、ブログと1/25,000地図を睨み
必死に勉強していた時期だったが、ここの休憩場所は今でもたまに
記憶に出てくるほど鮮明に覚えている。
いつかここを登り、どこに繋がっているのか確かめたいと思っていた。
ここが本当に細尾谷かどうかはわからないが、
とにかく1年越しでこの沢を登り始めた。
PLを回し忘れた…。岩がテカってしまってる。
13時55分。
ここで5分ほど休憩する。
沢沿いの道を進み谷を登っていく。
14時20分。
少し谷が広がった地点に出る。
この辺りで何組かが下山されてきた。
やはりよく使われる道なんだろう。
たぶん細尾谷だろう。
14時30分。
ちょっとした庭園のような広い場所でまた休憩する。
プチ庭園で、来た道を振り返る。
ここまでの道で、少々急でガレた足場が続いた為、ふくらはぎ辺りがちょっと疲れてきた。
さすがに2週間山行きを休んでいたので体は軽かったが、
足は少々なまっている感じ。
14時50分。
遊歩道との合流地点に到着。
一年越しの思いが叶い、晴れやかな気分になるが、
一年前に想像していた道よりも険しい道だった。
あの時にこの道を通っていたら。
恐らく疲労し切っていただろう。
遊歩道を山頂に向かって進んでいくと、綺麗なブナ林が目の前に。
綺麗な情景に思わず足が止まる。
金剛山にある他のブナ林より綺麗に感じた。
金剛山ブナ林BEST3に入ると思う。
新緑と紅葉の時期にまた来てみたい。
15時00分。
山頂に到着し、捺印を済ませる。
昼から曇りの予報が外れ、終始快晴だった。
遊歩道を戻り、香南荘横の売店を目指す。
ここは紅葉が絶対綺麗だと思うので、秋に望遠レンズを持ってまた来よう。
日が傾き始めるこの時間帯は、晴れの日であれば空気が澄んで遠くまで望める。
金剛山から大峰方面を望むと夕方の順光が射し、山容がくっきり浮かび上がる。
ここでソフトクリームを食べるのが今日のもうひとつのミッション。
山頂のソフトクリームはバニラしかないが、ここは、バニラ、ストロベリー、
ブルーベリーヨーグルト、マンゴー、他、色々選べるのがいい。
僕はブルーベリーヨーグルトで嫁さんはマンゴーにした。
山頂のソフトクリームは少しシャリシャリした感じだが、
こちらのソフトクリームはいわゆるジェラートのような柔らかい口当たり。
好みによるが、僕はシャリシャリした方が好きかな。
コーンは山頂もこちらも同じコーンだ。
値段はどちらも300円。
次は違う味を試そう。
大峰山脈を見ながらソフトクリームを食べていると、気持ちが高ぶってきて、
普段ならまず行くことのない展望台に向かう。
日増しに高まる思いを胸に、高台から大峰の山々を遠望することに。
こっちは岩湧山、和泉葛城山方面。
弥山、八経ヶ岳、右端は釈迦ヶ岳か。
山上ヶ岳、大普賢岳、稲村ヶ岳。(左から)
大峰の眺めを堪能し、しばしの別れを告げる。
16時40分。
地図で見た寺谷の最終地点から下り始める。
テープがあったのでここだと思ったが、正規登山道でないのが途中で分かった。
倒木がそのままの状態になっていて、踏み跡はあるものの、
道は整備されていない感じ。
あぁ、やってしまった、と思って戻ろうか迷っていた時、少し先に尾根からの道と
合流しているのが見えた。
そこは水場の休憩地点になっていて、道も整備された正規ルートだった。
17時05分。
ブログなどでよく見る場所で、少し休憩する。
広い谷になっていて気持ちいい。
17時25分。
やっぱりココに出てきた。(写真左下に水場)
帰りに下赤坂の棚田に寄るつもりだったが、その気力もなく帰路に着いた。
一年越しの願いが叶い、非常にすっきりした一日だった。
昼から登るのは初めてだったが、谷道ゆえ思ったほど暑くなく、
夕方には涼しくなっていた。
今後もこの時間帯はアリだなと思った。
寺谷は、少しガレたところもあるが登山道が整備されていて、
総じて歩いていて楽しくなる道だった。
短時間でサクっと楽しむ時や、回数登山にはいいルートだ。
寺谷も細尾谷も適度に歩きごたえがあり、今後も楽しませてもらうことになるだろう。
今日も楽しい山歩きが出来た。
撮影機材
EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
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| 金剛山 | 01:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
このコース登りも下りも時々使いますが
未だコース名が覚えられない(涙)
何も考えずにボーと登っています
展望台からの大峰方面 綺麗にみえていますね 今回の災害は予想以上で
稲村は何とか登れそうですが・・・その先は無理なようですね
一日も早い復興を祈っています 勿論地元の 全部もとに戻り
また楽しく山登りをしたいですね。。
| 段平 | 2011/09/15 17:16 | URL |