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北アルプス山行DAY2 ~北穂高岳~

2011年8月13日(土)~2011年8月15日(月) DAY2
涸沢北穂高岳涸沢

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夏空戻る…


3時半ごろから外が騒ぎ出して4時前には目が覚めた。
今回の旅の目的は、「涸沢のモルゲンロート」と「槍展望」の2つを写真に収めること。
まずは1つ目の目的を果たすべく、テラスへ向かった。


テラスではほんの数人がすでにスタンバっていたが、まだまだスペースは空いていたので
特等席をゲット出来た。
ちょっとして山ガール二人組みが隣にやってきた。
何やらパシャパシャしたり、日の出の上がる東天井岳方面を見てキャッキャと言っている。
そこへ小屋の若い兄さんがやってきて少し話をした。
「朝焼け狙ってる?今日は空最高だから間違いなく焼けるね。
 涸沢岳から奥穂辺りがパァーっと焼けるから。ほんと一瞬だからね。」
「そうっすか、涸沢狙います!」
山のこと何でも知ってる風でカッコよかった。(って毎日見てたらそれくらい知ってて当たり前か)
その兄さんはパシャパシャやってる山ガールに
「それ何?連射して綺麗に撮れるの?」
「スイングって言うパノラマなんです。ほら」
「へぇ~凄いね~、綺麗に撮れてるね~、って、あっ!もう準備せんと間に合わんよ」
山ガールは僕にも写真を見せてくれた。
この時間の暗さであんだけ連射出来て綺麗にパノラマが撮れるなんて!
あのガールはどう見ても写真知ってる風じゃなかったぞ!?
NEX-5か、まあ、パノラマが凄い機能なのは分かったけど、あったら使ってみる程度の機能かな。
カメラ自体はAPS-Cで超軽量だから、軽量化の候補に5かC3を入れとこう。

焼ける前のテン場。
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東天井岳方面。日の出の方向。
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奥穂
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涸沢岳、涸沢
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思っていた以上に綺麗なモルゲンロートが見られた。
最高の焼け具合ではなかったかもしれないが、なかなか上等な方だったと思う。

撮影を終えてテントに戻り、たまごロールとハムチーズロールを軽く焼いて食べる。
新しく導入したギア、ユニフレームの「ミニロースター」。
某ブログで知ってからずっと欲しいと思っていたが、このところすっかり忘れていた。
先週、都会の山荘で発見して遂にゲット。
今日のパンは敢えて焼くようなパンじゃないけど、とりあえず使ってみた。
そのままでは味わえないパンの香ばしさがクロノスドーム内を包む。
あぁ、これは買ってよかったな。
次回はビーフかウインナーか焼き鳥なんかを焼いちゃおうかな。
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撤収作業中の登山家たちと吊り尾根
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パンの後は、アマノフーズの「かに汁」。
カニ身も少し入っていて、汁も絶妙の味付け。
以前食べた瞬間美食のビーフカレーで虜になっただけに
今回のかに汁で決定的にアマノフーズの大ファンになってしまった。
朝に飲むには少し贅沢に感じるほどだった。
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朝食を終え、トイレへ行く際、右膝の皿に痛みを感じた。
更に左足かかとの上(ブーツのつばが当たる部分)にも痛みが。
どうしよう…。無理して事故るのは絶対嫌やから、
奥穂までのパノラマコースで写真をのんびり撮るだけってのもありかと思ったけど、
せっかくなのでやっぱりどこかに登って「槍展望」を撮りたい。

昨日の情報では、詳しく聞けなかったが先週ザイテングラートで落石事故があったらしいし、
浮石も多いらしいから奥穂はパスして北穂に行くことに。
夏山JOY2011で渡辺幸雄さんが北穂は穂高連峰の入門と書かれていることもあり
足の調子も悪いので今年は北穂を制覇することに。
ゆっくり歩けば何とかなるか。

6時30分。
準備運動を終えてまずは穂高小屋の方へ歩き始める。
今日は最高の天気。
夕方の雨予報が嘘のよう。
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涸沢小屋の横から北穂沢のガレ場を過ぎ、
お花畑の道をジグザグに登っていく。
お花は少し遅かったかもしれない。
写真で見たよりも咲いている花が少なかった。
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少しずつ高度を上げ、奥穂が近くに見えてくる。
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シモツケソウ
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再びガレ場を行く。
ここから南稜取り付きまでガレ場が続く。
右膝が痛むのでゆっくりと高度を上げていく。
ドピーカンでいい天気。
日焼け止めはしっかり塗ってきた。
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ザイテングラート。
登山家たちが豆粒のようでほとんど見えない。
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8時40分。
登り始めて約2時間で南稜取り付きに。
一枚岩の鎖場と梯子が連続している場所。
登りも下りも、ここの岩場が今日の最難関だと思った。
鎖がしっかり付いていたし、三点支持が確実に出来る凹凸もあったので、
今日のように天気が良ければ、問題にはならないレベルだが、
結構な高さがあるので、確実に集中して慎重な足取りを求められる箇所だった。

ここまではなかなか険しかった。
岩の段差が大きいため、結構息が上がる。
5歩進んで休憩を繰り返すような状態に。
延々登らされるのが結構疲れる。
息が切れるのもあったが、膝の調子も悪かったから、
依然、ゆっくりと登っていく。
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奥穂を見ると結構高度を稼いだのが分かる。
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前穂北尾根。
結構イカツイ。
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たぬきの何とかって言う岩が見える。
その遠く向こうは南アルプスか。
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9時20分。
穂高岳山荘の上空に救助ヘリ?
今日は10回くらい飛んでくるのを見た。
「空飛ぶ山岳救助隊」では壮絶な救助現場が描かれていた。
先日読んだばかりだったのでヘリが飛ぶたびに身が詰まる思いだった。

今日のヘリは山の谷筋を1~2回周回して帰っていくのがほとんどだった。
救助じゃなかったのかな。
もしくは見つけられなかった?
ココから下を見ていても分かるが、
確かに豆粒以下になった人間を見つけるのは至難の業だと思う。
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10時過ぎ。
先月登らなかった常念岳がどっしりと構えている。
やっぱりカッコいいな。いつかリベンジしたい。
この辺りから北穂山頂と北穂高小屋が見え始める。
もう少しだと思うが息は上がりっぱなし。
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10時30分。
松濤のコル。
遠くから見るよりも危険ではなかった。
ようやくここまで来た、あと10分くらいか。
山頂が見えてから長かった。
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10時40分。
遂に山頂に到着。
途中で抜きつ抜かれつしていたカップルの写真を撮ってあげた代わりに
単独ショットを撮って頂いた。
北穂高岳の山名板の下、310mって…。
まあそれもご愛嬌。
旅の醍醐味ってことにして、ガスる前に「槍展望」を撮っておこう。
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北穂からの大キレット越しの槍展望は想像を超える展望だった。
もの凄い高度感、大キレットの深さ、槍ヶ岳の勇ましさ。
やっぱり穂高は日本有数の急峻な山岳地帯だ。

今回の目的の「槍展望」をカメラに収めることが出来たわけだが、
奥穂からなら、涸沢岳、北穂、槍の展望を収める予定だった。
北穂からなら、この大キレットと槍までのルートを撮ると決めていた。
アルペンガイドやヤマケイJOY2011などでイメージは出来ていた。
今回は好条件で撮影出来たのは、少しの時間だったが、
何とか快晴で撮影出来て本当に良かった。
そしてこの1~2分後、槍は一気にガスに覆われた。

北穂高岳南稜。
右に切れ落ちているのが滝谷か。
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11時。北穂高小屋。
昼食は、カレーとオレンジ缶詰。
どちらも最高だった。
オレンジとその汁が疲れた体にすごく染み込んで一気に平らげた。
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12時20分。
昼食を終え、準備を完了させ、山頂に戻って少し展望を楽しむ。
辺りはガスに包まれていた。
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12時30分。下山開始。
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ここから広角レンズCANON EF-S10-22に変えて撮影する。
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あっさり下山するのが惜しいくらい綺麗な展望。
膝の調子は相変わらず悪いし、ゆっくり展望を楽しみながら下山しよう。
16時30分くらいにテントに戻れればいいか。
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14時30分。
南稜取り付きの鎖場。
膝がかなりキツくなってきた。
先行されたご婦人がかなりゆっくりなので、それに便乗してゆっくり休憩しながらの下山となる。
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16時20分。
無事下山完了。
途中、県警の方も下山されてきて少し話をした。
たまに登るが結構しんどいと言っておられた。
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今日の晩飯はサタケの炒飯と、日清のシーフードヌードル。
何とか無事夕食に有りつけてほっとした。
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北穂高岳は穂高連峰の入門と書かれていたが、確かに岩登りの技術としては三点支持がきちんと
出来るレベルであれば全く問題ないと思った。
しかし、勾配が急で岩の段差も高くすぐに息が上がってしまう為、
登りは本当にきつかった。周りの人たちも同じようにきつそうだった。

ここのところ天気が不安定だったが、今日は昼過ぎまでドピーカンで
夏空が戻ったとの声も聞けた。丁度いいタイミングだったかもしれない。

夕食を取りながら、二つの目的を無事達成できた満足感に大いに浸った。
早めに横になるとすぐに眠気が襲ってきた。
明日は安全に下山出来ることを祈り、眠りについた。



撮影機材
EOS 7D
CANON EF-S10-22mm F/3.5-4.5 USM
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM

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| 北アルプス、飛騨山脈 | 12:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

相変わらず写真は綺麗で
文才があるので分かりやすいです
涸沢は昨年行きましたが
私は奥穂のみ登りました
予定では涸沢~北穂~奥穂~涸沢でした
相方の膝に違和感があると・・・
次に行く時は一人でと思っています。

| 段平 | 2011/08/23 17:05 | URL |

段平様

励みになるコメントをありがとうございます。
文才どころか、現場に居た時の感情なんかを
必死で思い出しながら言葉を探しまくってる状況です。。。
写真は本当に難しいですね。
こんなに素晴らしい被写体でも神経を使います。

奥穂の記事読ませて頂きました。
「涸沢岳から奥穂山荘」の写真が高度感凄いです。
ますます行ってみたくなりました。
8月には槍も登られたんですね。
いいですね~。
まだわかりませんが9月中旬に紅葉狩りにもう一度
涸沢へ、今度は嫁さんも行くかもです。

| COOPER | 2011/08/24 02:50 | URL |















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