yamaフォトライフ COOPER

金剛山・大峰山系の四季を EOS 6D / MでSHOT!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

富士山 DAY2

2012年8月25日(土)~2012年8月26日(日) DAY2
八合目(池田館)~山頂~富士宮口五合目(プリンスルート経由)
2012_0825_4_19.jpg

キツかった…


富士山初日の夕食後。

夕景撮影を終わり、小屋に戻るとすでにほとんどの方が眠られていました。
邪魔しないようにササっと布団に入ります。
少しすると話声がしたり、いびきが聞こえ、気にしないつもりがどうしても意識がそっちにいき、
一向に睡魔がやってきません。

しかも部屋の電気が何時になっても消灯されないので、明るくて仕方ない。
山小屋って電気消えないんでしょうか…。

追い打ちを掛けるように息苦しさと吐き気が戻ってくる。
もしかして人が多いから酸素不足か?とも思ったけど、同行の二人は至って普通のよう。
明らかに寝不足が原因と思われます。

携帯で時間を確認すると21時を回ってます。はっきり言ってヤバイです。
しかも苦しいです。ここでギブか…。頭をよぎりました。

しかし、ちょっと気を緩めた瞬間、少しだけ眠っていたようで、
次に携帯を見た時は22時10分。何とか50分くらい寝れました。

そこからは完全に目が覚め、ひたすら過呼吸をしながら0時まで待ちます。
端のカップルもいびきであまり寝れなかったみたいで、23時に起きて支度を始めてました。

僕たちは0時を過ぎたところで準備を始めます。
そして予定では、1時に出発して4時過ぎに頂上に着くつもりです。
ここ八合目から山頂までのCTは1.5時間なので、渋滞で倍掛かるとして3時間、
1時に出発すれば5時の御来光には間に合う計算でした。

僕は先に準備を終わらせて、外で二人を待っていました。
ふと見上げた空には満点の星が広がっていたので、予定していませんでしたが、
待っている間にほんの少しだけ星を撮影しました。

星が近いです。
2012_0825_4_1.jpg

薄っすら見えてるのは天の川でしょうか。それにしても星が多い!
2012_0825_4_31.jpg

夜景も綺麗です。
下から登ってくるヘッデンの明かりもすごい数です。早よせなヤバイです・・・。
2012_0825_4_3.jpg


しばらくして二人が出てきました。結局、1時20分頃スタートです。
九合目までは約30分ですが、すごい渋滞。
でもこのペースならまだ十分間に合いそうです。
呼吸に苦しみながらも2時前に九合目に到着しました。
この渋滞が僕にはちょうどいいペースでした。

少し休憩して九合五勺に向けて登り始めましたが、少し登ったところで突然Eくんが体調不良を訴えました。
いきなりの出来事で驚きましたが、無理そうだったので即決です、九合目に戻ることにしました。

EくんはWCに行ったり身体を休めたり、体調が戻るのをしばらく待ちましたが、
まだ不安が消えないということで、温かいものでも飲んで大休憩をとることにしました。

Eくんはコーヒー、Tさんはホットココア、僕はコーンスープです。
温かい飲み物を飲むとホッとしますが、そういう僕もまだ過呼吸状態が治りません。
休憩中も、脈拍は秒あたり2~3拍と速めです。
それでもここまで来たからにはせめて登頂だけはしたいと思うのが人の心理です。
しばらくしてEくんの様子を見るとGOサインが出たので、再度九合五勺に向けて出発です。

この時点で、時計の針は3時を指していました。
登山道は、元旦0時の住吉大社並みの「人」で溢れ、さっきまでのようなペースで進みません。
山頂までのCTは50分ですが、この時点で山頂の御来光は無理だと確信しました。
そして、この辺りより上で見れる御来光は、水平線より少し昇った位置になります。
僕たちは御来光を完全に諦め、出来るだけ上を目指すことにしました。

九合五勺に着く頃には4時10分を回り、もしかしていける?なんて甘い考えがよぎりますが、
人の数とペースは相変わらずです。

4:23
2012_0825_4_4.jpg

4:41
2012_0825_4_5.jpg

4:50
もの凄い人ですが、列が途中で途切れています。
途中の丘や小屋付近で御来光を待つ人たちが出始めました。
2012_0825_4_6.jpg

4:51
もうすぐです。
2012_0825_4_7.jpg

5:06
日の出です。富士山に隠れたままの御来光が少しずつ登山道を照らしていきます。
2012_0825_4_8.jpg

5:20
無事登頂出来ました。
Eくんは何とか異変もなく登れたみたいですが、僕の体調は相変わらずです。
付いていくのがしんどい状況でした。
2012_0825_4_9.jpg

2012_0825_4_10.jpg

すぐそこにある丘に立ち、遅い御来光を眺めます。やっぱり朝陽を浴びると気持ちイイ。
2012_0825_4_11.jpg

みなさん達成感に浸っています。
2012_0825_4_12.jpg

2012_0825_4_13.jpg

浅間大社奥宮にお参りし、無事に登頂出来たお礼をします。
記念にお守りを二つ購入しました。
2012_0825_4_14.jpg

この後Tさんがはがきを購入し、もう一度長蛇の列に並んで山頂郵便局の消印をゲットしてました。
僕は並ぶのが面倒くさかったのではがきも登山証明書も買いませんでした。
待ってる間に、食堂で軽食を食べて休憩していました。
一時間ほどしてようやくTさんがやってきました。

お鉢廻りは時間の都合でパス。またいつか来ようと思います。
2012_0825_4_15.jpg

そして、3人で本当の山頂へ向かいます。
2012_0825_4_16.jpg

7時20分、剣ヶ峰に登頂です。正真正銘の日本一、感無量です。
写真撮影待ちの列が大渋滞だったので、パスして見るだけにしました。
2012_0825_4_17.jpg

この後、Tさんが誰かの携帯を拾い、持ち主に返すハプニングがあったり、
Eくんの体調不良などで更に一時間が経過。
結局、お鉢廻りをしないのに3時間も山頂に居ました。
2012_0825_4_33.jpg

8時20分、そのままピストンも面白くないので御殿場ルートで下山を開始します。
2012_0825_4_18.jpg

2012_0825_4_19.jpg

このルートは上部から砂礫地帯が続き、結構砂に足をとられ、踏ん張る足を徐々に疲れさせます。
2012_0825_4_20.jpg

7合目を過ぎた付近でようやく吐き気と息切れがましになりました。
その代わりに、両足の親指の裏がヒリヒリしています。
どうやら砂で踏ん張り過ぎてマメが出来てしまったみたいです。

日差しも強く熱中症気味になりながら、ひたすら砂の道を下ります。

大砂走りに入ると緩い雪みたいにズボズボ足が埋まって面白い感覚です。
しかし足裏と足首を必死でかばう為、快適に走ることも出来ず、
砂埃に目をヤラレないように少しずつ踏ん張りながら下ります。
普通に砂走りが出来ればだいぶと楽なんですが、そうもいかず辛い下山が続きます。

10時50分。
いい加減疲れて写欲もなくなり、大砂走りから宝永山方面への分岐で中休憩します。
Eくんも足に力が入らないようでかなり苦労していました。
2012_0825_4_21.jpg

宝永山
2012_0825_4_22.jpg

2012_0825_4_34.jpg

11時。正面に宝永山が見えてますが、僕はもう左足の余力がないのでそのまま右へ下ります。
2012_0825_4_24.jpg

2012_0825_4_26.jpg

2012_0825_4_27.jpg

12時。
宝永山の下りでも延々と砂地が続き、えー加減もういらんと思いました。
写真で見るよりもかなり長く感じ、本当に堪えました。
休憩場所に着いて足裏に絆創膏を貼って、最後の力を振り絞ります。
2012_0825_4_28.jpg

ここからは深い砂地が終わり、浅い砂礫程度になりました。
少し登ると丘に到着し、富士宮ルートの6合目まであと10分ほどです。よく頑張りました。

そして、ようやく普通の登山道に入り、とても気持ちいい10分間のトレイルを楽しみました。
2012_0825_4_29.jpg

6合目に着くと、『アイスあります!』の看板にヤラれ、二人には先に行ってもらい、
一人で森永「コーヒーフロート」を食べました。
この時のアイスの味は一生忘れることはないでしょう。 ←大袈裟なw

アイスを食べてる途中、一人のおばさんが目の前を通り過ぎる際に「美味しそうやな~」と声を掛けられました。
最高ですよ~と返すと、「食べたいわ~」と言って登って行かれました。
遠い東のお山でも関西のおばちゃんパワーは健在でした。(笑)

12時45分、無事5合目に到着しました。

帰りは富嶽温泉花の湯で汗を流し、お寿司を食べて帰路に着きました。
2012_0825_4_35.jpg


今回は、高山で初めて息切れと吐き気を体験しました。
小屋に着いてすぐに着替え、冷えはなかったので、恐らく寝不足による高山病の兆候だと思います。
何事もなくてホントによかったです。

今まで富士山は見る山とばかり思っていましたが、登ってみると意外に達成感があり気持ち良かったです。
しかし、足が万全でなかったこともあり、復帰第一弾としては厳しい山行となりました。
そして以前は思わなかったことですが、今は富士山にまた登ってもいいかなと思います。

来年こそは御来光にチャレンジしてみようかな。




撮影機材
CANON EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
関連記事
スポンサーサイト

| 富士山 | 19:59 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

読んでいるとすぐにでも登りたくなります。
富士山からの御来光は最高でしょうね。

人の多さも流石に富士山、他の山とスケールが違いますね
もうチョイ少なければ良いのですが、仕方ないですかね~。

宝永山の辺り ほこりが凄そうですが、良い雰囲気の所ですね。

| 段平 | 2012/09/05 20:29 | URL |

Re: タイトルなし

段平さん

こんばんは。
嬉しいコメントをありがとうございますw
現場の雰囲気がうまく伝わりましたようで嬉しく思います。

富士山の御来光は特に拘りはなかったんですが、いざ見れないとなるとやっぱり残念でしたね。
天気もよかったのでたぶん最高の御来光だったと思います。

人の多さは群を抜いてました。都会の渋滞と同じレベルでした。
会社の別のメンバーが盆休みに登った時は、空いていたようです。
来年はそこを狙おうかと思っています。

大砂走り~宝永山まではハンパないほこりです。ガスってるみたいな光景でした。
宝永火口はイカツイというかダイナミックな景観で見応えがありましたよ。
想像以上にしんどかったですが、行ってよかったです。

| COOPER | 2012/09/05 21:48 | URL |

 やはり日本一高い山だけあって、なかなか簡単にはいかないようですね。
しかし暗い時間帯にこんなに人が動いてるとは...。いかにも「火山」という
感じの風景が多く見られますね。遠くから見る印象とは全然違います。

| Ace | 2012/09/05 21:50 | URL |

Aceさん

こんばんは。
さすが日本一でした。簡単じゃなかったから余計によかったのかも。

実はTさんのヘッデンが最初から電池切れだったので僕が照らしながら一緒に登ったんですが、
たくさんの人の明かりにも助けられ、Tさんはそれほど不便なく登れたようです。

火山の雰囲気は8合目あたりから全開でしたね。
来年2期生集めて行っときましょか?w

| COOPER | 2012/09/05 22:16 | URL |

COOPERさん、おはようございます。

星空から朝の光が届いてくるまでの雰囲気が素晴らしいですね。
やっぱり山は朝が一番だなぁと感じます。

体調の優れぬ中、いろいろとハプニングもあり、
本当にお疲れ様でした。
僕はあの下山道でくたばりかけましたので(笑)、
もう二度と富士山はごめんだと思っています。

| ke-n | 2012/09/06 08:33 | URL |

日本一のお山

COOPERさん、こんにちは。

特に危険個所はなく簡単に登れそうなイメージですが、
ところがどっこい、とっても大変だった記憶があります。

大渋滞は大変ですね。平日派の僕には登れません。(笑)
富士山登山でも本当の山頂(剣ヶ峰)に行かない人がけっこういますよね。
もったいないと思いますが。

青空が素晴らしいですね、見ていて気持ちがいいです。

| climb like | 2012/09/06 13:24 | URL |

Re: タイトルなし

ke-nさん

こんばんは。
朝の空気感はやっぱり一番いいですね。
星空から朝の光までは、天候に恵まれたのもあって十分楽しめました。

ハプニングは、今回のメンバーではある程度想定内でしたが、
自分が体調不良になるとその辛さが分かり、後から思えばいい体験が出来ました。
お気遣いありがとうございます。

同じく砂にやられましたか…。
このルート、予想よりもシツコイですよねw

| COOPER | 2012/09/06 23:25 | URL |

Re: 日本一のお山

climb likeさん

こんばんは。
確かにそうですね、危険箇所はなくても高所だけあって色んな要素が
襲ってきますよね。

大渋滞、最初のペースだと4時前には登頂していたと思っています。
でもまぁこれが富士山なんだなぁと今回は割り切りました。
剣ヶ峰はとりあえず行かないとですよねw

青空、ありがとうございます。
清々しくて気持ち良かったです。

| COOPER | 2012/09/06 23:31 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hiroodiary.blog111.fc2.com/tb.php/159-e626033f

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT