金剛山 第16回(24) ~文殊尾根~
早朝だったら丸滝谷を攻めようと、昨晩、段平さんのレポでしっかり予習をしましたが、
翌朝、起きたのは10時30分。。。あっさりロープウェイ側に決定ですw
寺谷は最近行き過ぎてる感があったので、以前、間違えてババ谷に下りてしまった
文殊尾根の分岐を検証しに行くことにしました。
12時10分にロープウェイPに到着。
準備をして12時25分に百ヶ辻(もがつじ)からスタートです。

新緑はまだもう少し楽しめるようです。

今日はここから文殊尾根に乗っかります。
寺谷の一つ手前にある取り付きですが、場所を知らないと登りの時は角度的に見つけにくい感じです。

いきなり急登が始まり、根っこと木の階段が延々と続きます。

少し光が出てきていい感じになってきたかな。

シダも綺麗です。

最初に出てくる休憩場所。
左右への分岐があります。
左に行くと百ヶ辻付近へ下るルート(西尾根かな?)、ココは右へ登って行きます。

右に曲がって振り返ったところ。
丸太の休憩椅子が目印です。

30~40分ほど登ると自然林が見えてきました。2つ目の休憩場所です。

ここも先ほどと同じような分岐になっています。
地図を確認すると、左の道はババ谷へ通じる支尾根であることが分かりました。
これで分かりました。
以前、下山時に間違えてババ谷へ下りてしまった分岐はココです。

右へ曲がって振り返ったところ。
間違えて直進したものと思われます。
(写真が少し分かりにくいですが、丸太の先に直進する道があります)

右折した先には、植林と自然林が真っ二つに分かれた景色が広がります。

10分ほど進むとまた分岐が現れます。

分岐を左に入って振り返ったところ。
右が今来た道です。
左は文殊東尾根で通称ハードルートです。
ここで撮影中にすれ違った二人組のうちの一人がハードルートについて説明されてました。
そして悪気なく盗み聞きしてしまったら、ハードルートを歩いてみたくなりました。
下山時にババ谷分岐の検証をもう一度行うつもりでしたが、すでに答えは分かったし、
間違えることはもうないので、今日はハードルートで下山してみることにしました。

同じような写真ばかり撮ってしまう。

同じような木の根っこと木の階段が続きます。
このルートは、全般的に段差が程よく、とても歩きやすいです。

森の番人。風格があります。

実は、途中からちょっと体の異変に気付いていました。
ここら辺りでもおかしいなーと思いながら登っていました。
今日は、全然息が切れないし、太腿も疲れないんです。
そこそこ急坂が続いてるんですがサクサク登れます。
いつもは急な登りだと大概太腿が疲れて息もハァハァいい、途切れなく登るのは無理なんです。
しかし今日は有酸素運動が気持ちいいくらい休憩なしでも足が出ます。
行動食も一切食べず、水も山頂まで一回口に含んだだけ。どうしたんでしょうか。
連続山歩き記録更新中で遂に体が目覚めたんでしょうかw
結局帰ってからも原因は分かりませんでした。
来週どうなってるのか確認してみようと思います。
遠目に新緑が見えてくるこの感覚がすごい好きです。ここも綺麗な雰囲気でした。
山頂が近いので、人の声が響き出しました。

森の番人2。

文殊岩屋への分岐点。
右へ行くと文殊岩屋です。
以前は左を巻きましたが今日は直登します。

割れた木を発見。葉っぱが割れた木と重なり、アフロヘアみたいになってます。

下のブナの上にさらにブナが育ったような画になった。
「ブナの植木」って感じ。

しばらくして遊歩道に合流です。右から出てきました。

気温は14℃。
時折吹く風が心地いいです。

14時前なので1時間30分くらい。
この撮影ペースだと、普段なら14時は軽く回ってるところです。

もの凄い数の団体さんが国見城址広場から下りて行きました。

今日のお昼は、行者還岳で食べ損ねたカップ麺です。
律儀にJET BOILが沸いているところをパチリ。(波模様の黄色)

相席したおじさんがお連れの方に文殊尾根に咲く竹の花をデジカメで見せていました。
ある場所の斜面で今日撮られた写真とのことです。
竹の花は約60年掛けてようやく咲き、翌年にはもう花を咲かせず竹は枯れてしまうようです。
その竹の花が咲いている場所も細かく伝えておられ、花について大変熱く語っておられました。
悪気なく盗み聞きをして非常にそそられましたが、草花に疎い僕は無情にもハードルートを選びますw

金剛山ソフトっ!(勝手に命名)

30分ほど休憩し下山開始です。
まずは行きと同じ文殊尾根に入ります。

やっぱり綺麗な森。

下山もサクサク~

木漏れ日がいい演出をしてくれます。徐々に晴れ間が出てきました。


このルート唯一の展望場所。
真新しい丸太の椅子が設置されていました。
前に来た時は全く気付きませんでした。

ハードルートとの分岐に来ました。
ここを左へ入ります。

歩いていると少し見覚えのある景色が続きます。
そしてここに着いて「なんやココか」でした。
ここは厳冬期に使ったことがあります。
しかも最後の急坂で夜が始まって嫁さんと一緒にヘッデンで下ったのを覚えています。
新規開拓かとワクワクしたのはほんの数分だけでしたw

ロープウェイ方面の展望が開けます。

エンゴサクの類でしょうか?

直角に近い急坂を下っていくと、川の音が一気に近づいてきます。
念仏坂が見えてきましたがこの辺りも凄い傾斜です。

そして無事寺谷の入り口に合流です。
左はいつもの寺谷へ入っていく道で、右は寺谷取り付きへ下山します。

左の道を見たところ。

無事寺谷取り付きに到着です。

少し下ると、登りで使った文殊尾根ルートの取り付きがあります

相変わらず息は切れず、足もほぼ元気なまま。
15時40分、下山完了です。

ババ谷分岐の検証を行ないましたが、以前ロストしたポイントが分かったので、
もやもやしていたものが一つ解決しました。
下山時にもその分岐を確認するつもりでしたが、ハードルートの誘惑に負けてしまいました。
そのハードルートも過去に歩いたことがあったというオチ付きで、
こんなことなら竹の花を探しに行くんだったと少し後悔もしましたが、
楽しい山歩きが出来た一日でした。
そして、今回は珍しく登山道や分岐点をきちんと紹介するまともな山レポになったような気がしますw
さて、狙い通りちょうどいい時間になりました。
いつもの棚田へ向かいます。
撮影機材
CANON EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
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| 金剛山 | 23:23 | comments:8 | trackbacks:1 | TOP↑
千早側から登る時は一番利用したコースです文殊尾根は
樹氷の時期は毎週のように登っていました。大好きな道です。
笹の花ですが、私も詳しい人に教えて頂き見に行きましたが
良く分かりませんでした、何となく花か??位に?
申し遅れましたが私、目がイマイチです(笑)老眼は勿論その他・・・。。
| 段平 | 2012/06/13 09:54 | URL |