下ノ廊下 DAY1
今年の夏の北アルプス遠征は、五竜岳~唐松岳縦走、唐松岳、針ノ木岳、爺ヶ岳と、後立山に特化してきました。そして、その締めくくりとして選んだのは、後立山を対岸から望み、深い渓谷へと下るルートです。具体的には、室堂から東一ノ越経由で黒部ダムまで歩き、下ノ廊下を欅平まで歩く行程です。紅葉の狙いはもちろん下ノ廊下で、十字峡あたりから先の1,000m前後の紅葉に期待しました。
下ノ廊下は、昨年しっかりリサーチして高熱隧道も読み、後は歩くだけというところで悪天に泣きましたので、1年越しに実現するルートです。そして、せっかくだから今年特化した後立山を対岸から見たいと思い、室堂経由の贅沢プランを追加することになりました。室堂では積雪と凍結が気になりましたが、数日前から気温が上がり融けてしまっているのを事前にネットで確認していたので、安心して行きました。
今回スタートは立山駅ですので、車は宇奈月まで回送を頼みました。(三渓社、先行予約割引+ネット割引で軽自動車11,000円) 宇奈月には事務所がないので、駅前Pにて受け取ることになり、その関係でインロック出来ることが条件となります。カードキーだとインロック出来ないので、事前にダイハツに電話してメインキーでのインロックのやり方を教えてもらいました。

立山駅では紅葉が鮮やかでした。

久しぶりの立山ケーブルカー。8時50分の臨時便に乗ります。

時間が遅いので観光客が多いです。アジア系が凄く多かったです。

バスの車窓から、剱岳がちらり。

室堂です。雄山の斜面に若干雪が残ってますが、登山道の雪は融けてありませんでした。

水を補給して出発です。

一ノ越まで登り切ればあとは下りのみです。いきなり2,400mからスタートなので、さすがに息が切れます。


日陰に残雪が。

雷鳥沢の向こうには日本海が。今日も快晴で歩けそうで良かったです。気温は5℃くらいですが太陽が心地よくてちょうどいいくらいです。

アンニョンさんも荷物が重いせいかしんどそうです。僕も立山I.C.最寄のローソンで、今日の晩飯やらチューハイやら明日以降の食事やらをちょっと買い過ぎたので重たくなってます。ケーブルカーの計量でパックウエイトは10.2kgでした。10kgの超過料金はいいよとまけてくれました。

ミクリガ池と大日連山。奥大日岳、大日岳。

40分ほどで一ノ越山荘に到着です。

登山道の確認のため数日前にTELした時に、小屋はもう閉めたよと教えてくれていました。

ここからの展望は素晴らしかったです。槍ヶ岳、裏銀座、表銀座、南アルプス、などなど。

雄山への登山道はピーク時に比べて静かなもの。

八ヶ岳と南アルプスの間の燕岳あたりに富士山の頭が見えました。この写真でも、ほんの薄っすらと山頂の雪が見えています。(ちょうど稜線のコル部の上)

龍王岳

一ノ越を振り返って。

角度が変わるとカッコいい龍王岳。

右に黒部五郎岳が見えてきました。中央は笠ヶ岳、その左は手前が赤牛岳、奥は水晶岳。

龍王岳、カッコいいです。一ノ越がかなり遠くなりました。

右から鬼岳、獅子岳。


9月に歩いた針ノ木岳が!

黒部五郎岳の右側には薬師岳も見えてきました。

グリーンの綺麗な沢。上ノ廊下の分岐点あたりです。

野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳。贅沢な景色です。

東一ノ越に着くと、ようやく後立山連峰が現れます。爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳。

鳴沢岳から爺ヶ岳と黒部ダム。

大観望駅の遥か向こうに白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。明日はあの山々によって造られた長大な渓谷を歩きます。今日のうちに上から眺められて良かったです。

雄山方面。

右から龍王岳、鬼岳、獅子岳。

後立山を望むアンニョンさん。

石積みされた風除け場で昼食を食べ、ここから一気に黒部ダムまで1,000m下ります。たぶんPLの位置がおかしかったのか変な加減になってました。






目立った存在の針ノ木岳。


後立山の景色を見ながら下れる最高のルートです。

大観望駅。

ばんばんロープウェイがやってきます。


青空に映えます。

地図にも書いてましたが、ここは間違えて沢に降りないように。これだけ赤ペンキで注意してくれたら大丈夫でしょう。

輝くカラマツ。

あと300mほどというところで右足首を軽く捻挫してしまいました。明日に不安が残ります。

下の方では残りの紅葉も。


15時30分、無事ロッジくろよんに到着です。自販機があり、ジュース、氷結チューハイなどが買えます。チューハイ担ぐ必要なかった。。。

綺麗なテン場で、水場、WC(水洗ではないが)ありです。意外とペグは刺さり易かったです。

明日の下見がてら黒部ダムへ向かいます。片道20~30分で結構距離があり疲れました。





明日歩く渓谷。


黒四ダム建設に関わられた偉大な方々に合掌です。


白馬岳が夕陽を浴びてピンク色に。

赤牛岳、水晶岳も暮れて行きます。黒部ダム駅のアナウンスが流れ、観光客が足早に駅へと向かいます。10年ほど前に観光で訪れた時のことを思い出すと同時に、明日歩く崖の水平歩道に不安と期待が入り混じって複雑な気持ちでした。

黒部ダムの中心です。ダム歩道の中間点という意味だそうです。

黒部湖駅に入って右にある自販機で、明日の為にCCレモンを1本買っておきました。

鶏肉のチーズクリーム煮、ウインナー、ごはんなど、買い過ぎた食料を順調に減らします。

天の川が綺麗な黒部の夜でした。

いよいよ明日、下ノ廊下です。
つづく
下ノ廊下は、昨年しっかりリサーチして高熱隧道も読み、後は歩くだけというところで悪天に泣きましたので、1年越しに実現するルートです。そして、せっかくだから今年特化した後立山を対岸から見たいと思い、室堂経由の贅沢プランを追加することになりました。室堂では積雪と凍結が気になりましたが、数日前から気温が上がり融けてしまっているのを事前にネットで確認していたので、安心して行きました。
今回スタートは立山駅ですので、車は宇奈月まで回送を頼みました。(三渓社、先行予約割引+ネット割引で軽自動車11,000円) 宇奈月には事務所がないので、駅前Pにて受け取ることになり、その関係でインロック出来ることが条件となります。カードキーだとインロック出来ないので、事前にダイハツに電話してメインキーでのインロックのやり方を教えてもらいました。

立山駅では紅葉が鮮やかでした。

久しぶりの立山ケーブルカー。8時50分の臨時便に乗ります。

時間が遅いので観光客が多いです。アジア系が凄く多かったです。

バスの車窓から、剱岳がちらり。

室堂です。雄山の斜面に若干雪が残ってますが、登山道の雪は融けてありませんでした。

水を補給して出発です。

一ノ越まで登り切ればあとは下りのみです。いきなり2,400mからスタートなので、さすがに息が切れます。


日陰に残雪が。

雷鳥沢の向こうには日本海が。今日も快晴で歩けそうで良かったです。気温は5℃くらいですが太陽が心地よくてちょうどいいくらいです。

アンニョンさんも荷物が重いせいかしんどそうです。僕も立山I.C.最寄のローソンで、今日の晩飯やらチューハイやら明日以降の食事やらをちょっと買い過ぎたので重たくなってます。ケーブルカーの計量でパックウエイトは10.2kgでした。10kgの超過料金はいいよとまけてくれました。

ミクリガ池と大日連山。奥大日岳、大日岳。

40分ほどで一ノ越山荘に到着です。

登山道の確認のため数日前にTELした時に、小屋はもう閉めたよと教えてくれていました。

ここからの展望は素晴らしかったです。槍ヶ岳、裏銀座、表銀座、南アルプス、などなど。

雄山への登山道はピーク時に比べて静かなもの。

八ヶ岳と南アルプスの間の燕岳あたりに富士山の頭が見えました。この写真でも、ほんの薄っすらと山頂の雪が見えています。(ちょうど稜線のコル部の上)

龍王岳

一ノ越を振り返って。

角度が変わるとカッコいい龍王岳。

右に黒部五郎岳が見えてきました。中央は笠ヶ岳、その左は手前が赤牛岳、奥は水晶岳。

龍王岳、カッコいいです。一ノ越がかなり遠くなりました。

右から鬼岳、獅子岳。


9月に歩いた針ノ木岳が!

黒部五郎岳の右側には薬師岳も見えてきました。

グリーンの綺麗な沢。上ノ廊下の分岐点あたりです。

野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳。贅沢な景色です。

東一ノ越に着くと、ようやく後立山連峰が現れます。爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳。

鳴沢岳から爺ヶ岳と黒部ダム。

大観望駅の遥か向こうに白馬三山、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。明日はあの山々によって造られた長大な渓谷を歩きます。今日のうちに上から眺められて良かったです。

雄山方面。

右から龍王岳、鬼岳、獅子岳。

後立山を望むアンニョンさん。

石積みされた風除け場で昼食を食べ、ここから一気に黒部ダムまで1,000m下ります。たぶんPLの位置がおかしかったのか変な加減になってました。






目立った存在の針ノ木岳。


後立山の景色を見ながら下れる最高のルートです。

大観望駅。

ばんばんロープウェイがやってきます。


青空に映えます。

地図にも書いてましたが、ここは間違えて沢に降りないように。これだけ赤ペンキで注意してくれたら大丈夫でしょう。

輝くカラマツ。

あと300mほどというところで右足首を軽く捻挫してしまいました。明日に不安が残ります。

下の方では残りの紅葉も。


15時30分、無事ロッジくろよんに到着です。自販機があり、ジュース、氷結チューハイなどが買えます。チューハイ担ぐ必要なかった。。。

綺麗なテン場で、水場、WC(水洗ではないが)ありです。意外とペグは刺さり易かったです。

明日の下見がてら黒部ダムへ向かいます。片道20~30分で結構距離があり疲れました。





明日歩く渓谷。


黒四ダム建設に関わられた偉大な方々に合掌です。


白馬岳が夕陽を浴びてピンク色に。

赤牛岳、水晶岳も暮れて行きます。黒部ダム駅のアナウンスが流れ、観光客が足早に駅へと向かいます。10年ほど前に観光で訪れた時のことを思い出すと同時に、明日歩く崖の水平歩道に不安と期待が入り混じって複雑な気持ちでした。

黒部ダムの中心です。ダム歩道の中間点という意味だそうです。

黒部湖駅に入って右にある自販機で、明日の為にCCレモンを1本買っておきました。

鶏肉のチーズクリーム煮、ウインナー、ごはんなど、買い過ぎた食料を順調に減らします。

天の川が綺麗な黒部の夜でした。

いよいよ明日、下ノ廊下です。
つづく
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| 北アルプス、飛騨山脈 | 23:49 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑