釈迦ヶ岳
12月5日(土)
寒波明けの晴天を狙い、嫁さんと釈迦ヶ岳に行ってきた。
旭の林道は下の登山口まで雪がなかったが、宇無ノ川遠望ポイントからは真っ白な稜線が見えてテンションアップ。これで霧氷を見れることはほぼ確定した。下の登山口を過ぎるとすぐに凍結した路面に変わり、緊張が走った。積雪はほとんどなく、スピードを落として難なく峠の登山口に到着した。今日は昼頃から天気が回復するとみて、9時45分と遅めのスタートだ。2週間前からの季節の移り変わりを感じるのも楽しみだ。
9時30分でも太陽が出ないのでバリバリに凍ってる。トイレは11月末から閉鎖されていた。

真っ白な稜線。

尾根に出てもまだ霧氷は見られない。風の通る西斜面はもうすぐだ。


秋と冬が混ざり合ったような、どこか寂しげな情景が心に響く。



光が射し込んできたが、行く先はまだ怪しい雲に覆われている。

南奥駈道の向こうには青空も。

少しずつ霧氷が出始めると同時に風も強くなってきた。

閑散としたモノトーンな感じが綺麗だった。



EOS M (嫁さん撮影)
曇り空でも綺麗やな~と思っていたら、

全く予期せず青空が出た!

オオーッ!!

いいタイミングで晴れてくれた!

いつまた曇り出すか分からないので、二人とも撮影に没頭した。

大日岳は雪がほとんどない様子。手前の霧氷が綺麗。

アップで。

釈迦ヶ岳へと続く気持ちいい笹原。

山頂は姿を現してくれないが、山容がとても美しかった。

そして再び青空!

光が入って見違える霧氷。真っ白な霧氷にはやはり青空。

古田ノ森。

ようやく釈迦ヶ岳の山頂が見えた。

一旦コルまで下る。


コルからの登り返し。

霧氷の着き方がさらに激しさを増す。


千丈平に着くと、霧氷を撮影中の一人の登山者を発見。FBの崎山さんだった。すでに登頂されて下山途中のところ、少しお話させて頂いた。新たな出会いに感謝し、僕たちは山頂へ向かった。

みるみる雲が流れていく。

繊細な霧氷が素晴らしい。

千丈平から先は霧氷の分厚さがさらに増す。



空は濃紺になり、霧氷が最も我々を魅了する準備が整った。

これだけの条件はなかなか揃わないだろうと、夢中でシャッターを切った。




再び雲が戻ってきたところで、ひとまず山頂を目指すことにした。



そして山頂到着。何とか青空が出てるうちに山頂で撮ることが出来た。

今年はこの景色を嫁さんにも見せることが出来て嬉しかった。



EOS M (嫁さん撮影)

この凍てつき感も堪らない。

青空が出るたび足を止める。



千丈平に戻り、軽めの昼食を食べた。今日はコンビニのミニ弁当。最近好んで食べてる弁当だ。

下山時は雪も融けてしまい笹原が露出していた。


弥山方面は怪しい雲に覆われている。

大日岳に優しさをもたらす霧氷との面白いショットが撮れた。

ここから見る釈迦ヶ岳はやはり綺麗で見惚れる。何度見ても飽きない景色だ。



霧氷の似合う釈迦ヶ岳。次は雪のテン泊で来たい。

古田ノ森を過ぎたところで十津川村のNさんが登られてきて、久しぶりに再会した。少し話し、楽しい時間を過ごした。

完全に融けてしまった登山道をのんびりと登山口まで下った。

雪山2015-2016シーズン初戦は、快晴と霧氷のビッグな山行きとなった。今年は暖冬なので何度チャンスがあるか分からない中、このような素晴らしい情景をカメラに収められたことが素直に嬉しかった。下山後はお気に入りの湯泉地温泉 泉湯に浸かって今回の山行を締めくくった。
撮影は、今回もほとんどの写真を下界用の重たい三脚(と言っても1.7kgほど)を立てて撮影した。三脚用のネオプレンストラップで肩に掛けて登ったが、長い時間歩くと肩からずれてくるので、釈迦くらいなら対応出来たが長時間の登山にはやはり不向きだ。片側のバックルの着け外し作業もなかなか面倒だ。歩く時の肩への負担はあまり感じなかったが、これらの使い勝手を考えると今回のような短い山行用か下界用になりそうだ。
今年は幸先のいいスタートを切ることが出来たが、今シーズンも凍てつく大峰をあと数回撮影したい。
◆ログ(HOLUX M-241)
◆C.T.
9:45 太尾登山口
11:40 古田ノ森
12:13 千丈平 12:29
12:47 釈迦ヶ岳 12:59
13:20 千丈平(昼食) 13:40
14:15 古田ノ森
15:15 太尾登山口
撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
Velbon E545M
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| 大峰山系 | 20:37 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑