油日岳、那須ヶ原山
12月1日(日)、鈴鹿山地の最南端、油日岳~那須ヶ原山を歩いてきました。
いつも水口町(いなか)に向かう時に、上柘植I.C.から国道4号線に入って右手に見える山塊が気になっていました。冬には真っ白な雪をまとい、低山ながらも存在感のある山並みに毎回釘づけになっています。なんていう名前の山だろう、興味が徐々に湧いてきて、数年前にそれが鈴鹿最南端の油日岳だと分かったものの、これまで登り損ねてようやく今回実現しました。
油日岳から那須ヶ原山まではアップダウンが結構あるようなことがBlogやヤマレコで紹介されています。標高からするとそれほどじゃないんじゃないか、まぁ大丈夫だろう、とそんな感じで想像していましたが、結論を言うと、予想に反して急斜面が続く強烈なアップダウンでした。
今回は、なかなかのマイナーな山なので一人で行くつもりでしたが、結局、3月の山上ヶ岳メンバーであるアンニョンさんと会社のSくんにお付き合い頂けることになりました。
奥余野登山口。今年の紅葉はこれで見納め。

W.C.(水洗)が併設されてます。ここの登山口は、上柘植I.C.を降りて約10分と、アクセスは素晴らしい。

準備中のお二人。すっかり馴染みましたね。気温は2℃ほどですが無風だからかあまり寒くありません。

準備を終えまずは車道をそのまま詰めていきます。すぐに通行止め(台風18号の影響)のロープが張られていますが、そのまま越えて進みます。しばらくすると紅葉の残りがちらほら。


三馬谷小屋付近


アオモジ。森林公園だけあって、至る所に樹の説明板が掛かっています。凄く嬉しいサービスですがすぐには覚えられません。

どれが滝だか分からず。

梯子は確かここだけだったと思います。

イヌツゲ

ヒサカキ

シロダモ



途中、少し激登りが続いた後やっと展望ポイントが出てきました。基本的にこの先も展望場所は少ない感じです。

展望ポイントから10分ほどで油日岳の山頂に到着です。国土地理院地図693mと書き直されてます。




よく見る鈴鹿山系の山名板。黒字も白の縁取りも、独特の味がありますよね。

裏を覘くと、やっぱり名前が掘られてました。ちなみに名前にピントを合わせたはずが前ピンに。EF50mmF1.4で撮った写真は全体的に前ピンが多いので、今度サービスセンターで見てもらおう。

2時間「5分」って。

休憩していると前から登山者が一人やってきました。ここまで誰ともすれ違わない静けさぶりだったので少し話をしました。話題が、鈴鹿の山名板のクオリティは凄いという話になり、皆賛同して湧いてきたところで、「実はコレ全部私が設置したんです」と…。つまりこの方が鈴鹿近辺の緑の山名板を作られている宮脇さんでした!!なんとも凄い偶然!こんなことあるんかいな!

鈴鹿山地のみならず、今年は槍と剱にも名板を置いてきたとのことなので、今年8月の記憶をたどってみると…

ありました!!鈴鹿と同じ緑の宮脇さんクオリティ!!今年置いたらしいので今年行かれた方は要チェック!もう、ウソやろ!といった感じで盛り上がりました。

2013年8月の槍ヶ岳縦走時の写真
今日は奥余野登山口から油日岳を周回された後、また別の山へ向かわれるとのこと。名板が無事かどうか巡回されてるのでしょうか。過去にも落書きされて作り直したことがあったようですが、木の板から掘っていくので、1枚作るのに1ヶ月は掛かるそうです。大変な作業ですね。これからもこの独特な名板を楽しみにしています!

いきなりの凄い出来ごとに今日の目的は終了したかのような空気に包まれました。興奮冷めやらぬまま、ほどなくして加茂岳に到着です。この辺りから、あ~いよいよ始まったか!といった感じでアップダウンが続きます。

久しぶりの山歩きのSくん。しつこいアップダウンも頑張ってました。

下の「那須ヶ原山⇒」の右折矢印がかなり見えにくい看板のある分岐。ホンマに直進も右折も出来てしまう分岐だったので要注意です。

那須ヶ原山が見えてきました。なるほど、実際見ると存在感があります。




たまに展望が出てきます。


分岐をほんの少し右に登ったところに忍者岳がありました。そのまま那須ヶ原山方面へ行ってしまうと現れない山頂で、さすが忍者岳というだけあります。

激下り。の後に、

激登り!


三国岳で休憩です。ここを右に行けば周回で奥余野登山口に戻れます。今日はそのルートで戻る予定です。

展望がちょっとだけ開けてます。

積雪計もありました。メモリは1m80cmまでですが、そんなに積もるのですね。

そしてまた激下り。ここはちょっとした岩場で、かなり慎重に下る必要がありました。

基本的にこんな感じの痩せ尾根ばかりです。適度なスリルもあって全体的に楽しいコースだと思います。


またアップ。

帰りに通った時、ここは間違えてしまいそうな感じの道でした。

ここの展望はよかったです。

北西方面。方角的には甲南や甲賀の水口方面ですがよくわかりません。

ラストの激登りです。

最後の分岐を過ぎ、

山頂へ向かいます。

宮崎アニメに出てきそうな雰囲気の祠。

11時27分、山頂に到着です。とりあえず鈴鹿最南端の縦走を達成!

やっぱりクオリティ高いです。

山頂の地下?の避難小屋で昼飯にします。

天井から滴が落ちてきてましたので、敷物などあった方が無難です。

今日も究麺味噌味で温まります。右手の前ボケ気味なラ・フランスミックスは果汁と野菜が50:50!最近山でフルーツジュースにハマりつつありますが、そろそろ寒いのでまた春になったら飲もう。

綿向山。以前、段平さんが登られていた山ですね。今シーズンは行こうと思っています。

綿向山から西に甲賀~琵琶湖方面。

右から鎌ヶ岳、御在所、雨乞岳。避難小屋でご一緒した地元ハイカーが教えて下さいました。

アップダウンも頷ける凸凹の稜線。竜口尾根みたい。。。




ここも慎重に。

頑張って登り返し。


また登り返し。全体的に、登り返しの方が距離が短かったので意外と早く戻れました。

綿向山。綺麗な山容でした。



完全に終焉を迎えた紅葉。

那須ヶ原山、独特の山容でした。そのうち那須ヶ原山より北を歩こうと思います。

三国岳の分岐を周回コースへ入り倉部山に到着。こっちは全然アップダウンがなく緩やかな下り基調です。



ぞろぞろ峠。皆さんゾロ峠と略して書かれている方が多いです。

台風被害で崩落した案内板。

のんびり歩いて14時45分、登山口に無事下山完了。

野天もくもくの湯に寄り、今日歩いた山々を望みます。念願がかなって良かったです。写真はまだ完全に日没していない時間帯ですが、マジックアワーっぽくなってました。それはなぜか?答えは簡単、東方面を向いてるからですw これは写真撮影ではおいしいことだったりしますが、西ほどの色味は出ませんのでまあこんなもんでしょう。

アンニョンさん、Sくん、今回もお付き合い頂きどうもありがとうございました!
◆C.T.
8:10 奥余野登山口
9:11 油日岳
9:32 加茂岳
9:50 忍者岳
10:05 三国岳
11:27 那須ヶ原山~昼食休憩 12:25
13:29 三国岳
13:50 不鳥越峠
14:00 倉部山
14:15 ぞろぞろ峠
14:45 登山口着
◆CLOTHING&SHOES&BACKPACK
・Woolies 150 Crew Stripe /ibex
・ウィックロンクール ハーフスリーブジップシャツ/mont-bell
・ライトシェル アウタージャケット/mont-bell
・ジオラインM.W.タイツ/mont-bell
・サウスリムパンツ/mont-bell
・トレッキングフィンガーレスグローブ/mont-bell
・サウスリムハット/mont-bell
・レーシングラン5本指ソックス/Tabio
・LONE PEAK/ALTRA
・MINI25L/山と道
◆TEMP.
MAX: 7℃
MIN: 2℃
※登山中は2~5℃くらい
◆WEIGHT
Pack Weight 約3,800g
~撮影機材~
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ USM
EF50mm F1.4 USM
いつも水口町(いなか)に向かう時に、上柘植I.C.から国道4号線に入って右手に見える山塊が気になっていました。冬には真っ白な雪をまとい、低山ながらも存在感のある山並みに毎回釘づけになっています。なんていう名前の山だろう、興味が徐々に湧いてきて、数年前にそれが鈴鹿最南端の油日岳だと分かったものの、これまで登り損ねてようやく今回実現しました。
油日岳から那須ヶ原山まではアップダウンが結構あるようなことがBlogやヤマレコで紹介されています。標高からするとそれほどじゃないんじゃないか、まぁ大丈夫だろう、とそんな感じで想像していましたが、結論を言うと、予想に反して急斜面が続く強烈なアップダウンでした。
今回は、なかなかのマイナーな山なので一人で行くつもりでしたが、結局、3月の山上ヶ岳メンバーであるアンニョンさんと会社のSくんにお付き合い頂けることになりました。
奥余野登山口。今年の紅葉はこれで見納め。

W.C.(水洗)が併設されてます。ここの登山口は、上柘植I.C.を降りて約10分と、アクセスは素晴らしい。

準備中のお二人。すっかり馴染みましたね。気温は2℃ほどですが無風だからかあまり寒くありません。

準備を終えまずは車道をそのまま詰めていきます。すぐに通行止め(台風18号の影響)のロープが張られていますが、そのまま越えて進みます。しばらくすると紅葉の残りがちらほら。


三馬谷小屋付近


アオモジ。森林公園だけあって、至る所に樹の説明板が掛かっています。凄く嬉しいサービスですがすぐには覚えられません。

どれが滝だか分からず。

梯子は確かここだけだったと思います。

イヌツゲ

ヒサカキ

シロダモ



途中、少し激登りが続いた後やっと展望ポイントが出てきました。基本的にこの先も展望場所は少ない感じです。

展望ポイントから10分ほどで油日岳の山頂に到着です。国土地理院地図693mと書き直されてます。




よく見る鈴鹿山系の山名板。黒字も白の縁取りも、独特の味がありますよね。

裏を覘くと、やっぱり名前が掘られてました。ちなみに名前にピントを合わせたはずが前ピンに。EF50mmF1.4で撮った写真は全体的に前ピンが多いので、今度サービスセンターで見てもらおう。

2時間「5分」って。

休憩していると前から登山者が一人やってきました。ここまで誰ともすれ違わない静けさぶりだったので少し話をしました。話題が、鈴鹿の山名板のクオリティは凄いという話になり、皆賛同して湧いてきたところで、「実はコレ全部私が設置したんです」と…。つまりこの方が鈴鹿近辺の緑の山名板を作られている宮脇さんでした!!なんとも凄い偶然!こんなことあるんかいな!

鈴鹿山地のみならず、今年は槍と剱にも名板を置いてきたとのことなので、今年8月の記憶をたどってみると…

ありました!!鈴鹿と同じ緑の宮脇さんクオリティ!!今年置いたらしいので今年行かれた方は要チェック!もう、ウソやろ!といった感じで盛り上がりました。

2013年8月の槍ヶ岳縦走時の写真
今日は奥余野登山口から油日岳を周回された後、また別の山へ向かわれるとのこと。名板が無事かどうか巡回されてるのでしょうか。過去にも落書きされて作り直したことがあったようですが、木の板から掘っていくので、1枚作るのに1ヶ月は掛かるそうです。大変な作業ですね。これからもこの独特な名板を楽しみにしています!

いきなりの凄い出来ごとに今日の目的は終了したかのような空気に包まれました。興奮冷めやらぬまま、ほどなくして加茂岳に到着です。この辺りから、あ~いよいよ始まったか!といった感じでアップダウンが続きます。

久しぶりの山歩きのSくん。しつこいアップダウンも頑張ってました。

下の「那須ヶ原山⇒」の右折矢印がかなり見えにくい看板のある分岐。ホンマに直進も右折も出来てしまう分岐だったので要注意です。

那須ヶ原山が見えてきました。なるほど、実際見ると存在感があります。




たまに展望が出てきます。


分岐をほんの少し右に登ったところに忍者岳がありました。そのまま那須ヶ原山方面へ行ってしまうと現れない山頂で、さすが忍者岳というだけあります。

激下り。の後に、

激登り!


三国岳で休憩です。ここを右に行けば周回で奥余野登山口に戻れます。今日はそのルートで戻る予定です。

展望がちょっとだけ開けてます。

積雪計もありました。メモリは1m80cmまでですが、そんなに積もるのですね。

そしてまた激下り。ここはちょっとした岩場で、かなり慎重に下る必要がありました。

基本的にこんな感じの痩せ尾根ばかりです。適度なスリルもあって全体的に楽しいコースだと思います。


またアップ。

帰りに通った時、ここは間違えてしまいそうな感じの道でした。

ここの展望はよかったです。

北西方面。方角的には甲南や甲賀の水口方面ですがよくわかりません。

ラストの激登りです。

最後の分岐を過ぎ、

山頂へ向かいます。

宮崎アニメに出てきそうな雰囲気の祠。

11時27分、山頂に到着です。とりあえず鈴鹿最南端の縦走を達成!

やっぱりクオリティ高いです。

山頂の地下?の避難小屋で昼飯にします。

天井から滴が落ちてきてましたので、敷物などあった方が無難です。

今日も究麺味噌味で温まります。右手の前ボケ気味なラ・フランスミックスは果汁と野菜が50:50!最近山でフルーツジュースにハマりつつありますが、そろそろ寒いのでまた春になったら飲もう。

綿向山。以前、段平さんが登られていた山ですね。今シーズンは行こうと思っています。

綿向山から西に甲賀~琵琶湖方面。

右から鎌ヶ岳、御在所、雨乞岳。避難小屋でご一緒した地元ハイカーが教えて下さいました。

アップダウンも頷ける凸凹の稜線。竜口尾根みたい。。。




ここも慎重に。

頑張って登り返し。


また登り返し。全体的に、登り返しの方が距離が短かったので意外と早く戻れました。

綿向山。綺麗な山容でした。



完全に終焉を迎えた紅葉。

那須ヶ原山、独特の山容でした。そのうち那須ヶ原山より北を歩こうと思います。

三国岳の分岐を周回コースへ入り倉部山に到着。こっちは全然アップダウンがなく緩やかな下り基調です。



ぞろぞろ峠。皆さんゾロ峠と略して書かれている方が多いです。

台風被害で崩落した案内板。

のんびり歩いて14時45分、登山口に無事下山完了。

野天もくもくの湯に寄り、今日歩いた山々を望みます。念願がかなって良かったです。写真はまだ完全に日没していない時間帯ですが、マジックアワーっぽくなってました。それはなぜか?答えは簡単、東方面を向いてるからですw これは写真撮影ではおいしいことだったりしますが、西ほどの色味は出ませんのでまあこんなもんでしょう。

アンニョンさん、Sくん、今回もお付き合い頂きどうもありがとうございました!
◆C.T.
8:10 奥余野登山口
9:11 油日岳
9:32 加茂岳
9:50 忍者岳
10:05 三国岳
11:27 那須ヶ原山~昼食休憩 12:25
13:29 三国岳
13:50 不鳥越峠
14:00 倉部山
14:15 ぞろぞろ峠
14:45 登山口着
◆CLOTHING&SHOES&BACKPACK
・Woolies 150 Crew Stripe /ibex
・ウィックロンクール ハーフスリーブジップシャツ/mont-bell
・ライトシェル アウタージャケット/mont-bell
・ジオラインM.W.タイツ/mont-bell
・サウスリムパンツ/mont-bell
・トレッキングフィンガーレスグローブ/mont-bell
・サウスリムハット/mont-bell
・レーシングラン5本指ソックス/Tabio
・LONE PEAK/ALTRA
・MINI25L/山と道
◆TEMP.
MAX: 7℃
MIN: 2℃
※登山中は2~5℃くらい
◆WEIGHT
Pack Weight 約3,800g
~撮影機材~
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ USM
EF50mm F1.4 USM
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| 鈴鹿山系 | 00:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑