白山 ~平瀬道~
10/12(土)
タイから帰国したこの日は三連休の初日。この時期は毎年泉州地区では祭りが行われていて、ちょうどこの日が初日でした。高石駅を降りた20時頃、交差点で神輿の通過待ちをしました。出店の灯りに照らされた法被姿の老若男女の群れを押し分け、祭りとは無縁に足早にスーツケースを転がす僕の姿は、明らかに場違いだったことと思います。
この日の朝、タイのホテルを出発する前にWi-Fiで白山の天気予報を見ていました。13(日)は曇のち晴れで風がかなり強く、14(月)は一日穏やかな好天となる予報でした。遠征となると、当日の天気と翌日の仕事のことを毎回天秤にかけなくてはならず、今回の場合は、
「13(日)なら強風で危険に加え体力を奪われて視界も悪そうだけど、翌日にもう一日休みがある」という状況と、
「14日(月)だと翌日が仕事だから帰りの運転や疲れが気になるけどこの日の天気は最高」
という状況を想定出来ましたが、やはり安全且つ好天の期待できる14(月)を選びました。
※ヤマレコを見ると実際は13(日)も好天だったようです。
10/13(日)
21時頃、自宅を出発し渋滞もなく順調に名神~東海北陸道と進み、0時ちょうどにひるがの高原SAに到着しました。現地まで約1時間なのでそのまま行ってしまってもよかったのですが、今回は色々と便利なひるがのSAで車中泊することにしました。気温が低いのでシュラフに入り込むと、4時過ぎまでぐっすり眠れました。ひるがの高原SAは出口の荘川I.C.まで約8kmの位置にあるSAで、一般道に降りてからも残り約35km(約45分)とさほど気にするほどの距離ではないので助かりました。朝食を食べ4時30分にSAを出発し、5時半頃に白水湖畔ロッジ駐車場に到着しました。
駐車場は半分くらい埋まっており、9月に来た時よりもかなり多い台数です。やはり紅葉の時期はここも人が多いことが分かりましたが、別当出合ルートに比べると少ないようです。
6時前、日が昇る前から出発します。この一枚はISO AUTOで撮りましたが、ISOは12,800になっていました。拡大すると描写は甘くノイズも少し出ていますが、このサイズなら何とか誤魔化せてるかな。。。
少し登ると白水湖が見えました。気温は4℃と少し寒いです。
このあたりは登り易いのですが、ところどころに段差が高くなっていて序盤から息が上がりっぱなし。
朝焼けの色が山肌に転写されていきます。
前回の敗退ポイントを通過した頃、平瀬道にも光が届き始めました。
清々しい朝陽を浴びながら急坂を進みます。
木々と登山道に広がる朝陽。
この辺りから徐々に紅葉の色づきが増してきます。
カエデ系ももう少しで見頃。
南側の展望が開け、地獄谷~ヤケ谷の斜面が見えました。ここも見頃はもうすぐかな。
ナナカマドとダケカンバ。ナナカマドは痛んでるのが多く、まともなのは少しだけでした。
ダケカンバの黄葉が至るところで見頃を迎えています。ダケカンバやナナカマドが入ると、一層、高山の雰囲気に。
急登が続き、これがなかなかしつこくてしんどいのですが、見頃を迎えた紅葉に激励されて気合いを入れ直します。それでも少し登るとまたしんどくなり、大倉山避難小屋はまだかと一人で愚痴をこぼしながらひたすら登ります。
1時間30分ほど歩くと、ようやく御前峰と剣ヶ峰が。上部の山肌は深い色づきで紅葉の終焉を物語っていますが、裾野へ広がる鮮やかな色へのグラデーションを演出しているよう。少し霞んではいるものの、バックの青空も一役買ってくれた。
お花松原、北弥陀ヶ原方面。
南側の尾根。奥の尾根は南白山から延びる尾根。
そうこうしていると、ようやく大倉山山頂の標識が。しかも登山道脇に。。。
7時58分、大倉山避難小屋に到着。
昨日泊まられた二人組の方たちが寝床の掃除をされていました。大きい三脚をお持ちだったので中判でしょうか。僕たちは少し休憩させて頂いて出発します。僕はここまでのコースタイムをどうやら2時間と勘違いしていたようで、山高地図を見直すと2時間30分になっていました。そりゃなかなか着かないわけです。実際は1時間58分で登れましたが、急登が続いたにも関わらず途中休憩を減らしてひたすら登った為、ふくらはぎが少し疲れ始めていました。
気を取り直して出発します。ここから白山室堂まで1時間40分です。
ダケカンバが多い山です。
振り返って大倉山。このあたりはまだまだ急登が続きます。どこかのblogかヤマレコの記事で、大倉山を過ぎたら傾斜はかなりましになると書かれていましたが、全然そんなことはありませんでした。これまでと同じような急登が続き、岩場やガレが増えて足場も悪くなっていきました。
あと1.9km
雲海が出てました。
紅葉はすでに折り返したのか、少し鮮やかさに欠けるけど十分綺麗。
風にやられたのかほとんど落葉してしまったダケカンバ。
カンクラ雪渓。このあたりから傾斜は少しましになり始めます。
北アルプスが見えるらしい展望地。霞んで全く見えず。そしてここがラストの急坂。気合い入れて登ろうと思ったら、「南竜ヶ馬場への分岐はこの先にありますか?」と上から下ってきたご夫婦に聞かれました。僕たちが歩いてきた道にそんな分岐はなかったので、HOLUX M-241とスマホの地図ロイドで現在地と分岐点をチェック。すると20分ほど登ったところにその分岐があることが分かり、そこまで一緒に歩くことに。
5分ほど登ると最後の急坂が終わり緩やかな台地に出ました。お二人は一度下った道の登り返しに苦戦しておられ、5分ほどするとやって来られました。もうそこに分岐がありますと教えると、そそくさと先を急がれました。
南竜ヶ馬場への分岐です。左折すると南竜ヶ馬場で、正面に見えてる登山道が室堂に続く道です。お二人は室堂からこちら側に直進してしまったようですが、こんなにしっかりとした標識なのになんで間違えたんだろう。
お話を伺う暇もなく、お二人はこの分岐を左折して行かれました。何の言葉もなく、何事もなかったかのように素通りされたのでちょっとアレと思いましたが、それよりも気になったのは、お二人から最初に声を掛けられた時に見せられたあのパンフレット。あれはたぶん観光センターのようなところでもらえる簡易な地図が書かれたパンフレットです。普通地図といったら1/25000か山高だと思ったのでちょっと焦りました。見た目は登山経験者に見えましたがもしかしたら入門者だったのかな。無事に下山されたことを祈ります。
先ほどの分岐を直進すると、すぐに白山室堂ビジターセンターが見えました。
9時43分、白山室堂ビジターセンターに到着しました。かなりの大型施設です。想像以上に立派な建物で驚きました。
10分ほど休憩し、風除けにライトシェルを羽織って山頂に向かいます。太陽が出て暑いけど風は冷たくて寒いといった中途半端な感じです。
山頂は正面に見えているところです。偽ピークではありません。登り30~40分、下り20~30分ほどです。さぁ気合いを入れ直して行きます。
程よい段差に整えられた石段を息を切らして登ります。ハイマツの向こうには別山が存在感を示しています。
ここまでの疲れが出始め、40分ほどで山頂に到着です。
剣ヶ峰。一人登られている人が見えます。
大汝峰と紺屋ヶ池
白山御前峰2,702m。
今日はアルプスは見えません。
風が寒いのでほどほどに下山します。
高天ヶ原。山頂とビジターセンターのほぼ中間地点です。高天ヶ原というとあの高天ヶ原を思い出してしまいます…。
ビジターセンターで昼食にします。バッジとC.C.レモンをゲット。
綺麗な食堂です。
カレーのあの味は…。たぶん某メーカーのレトルトだと思います。
W.C.と給水後、12時12分に下山開始です。
分かり易い標識だと思うんですけどね。。。
白山の見納めです。
少しだけ雪渓が残っていました。
崖になっている危険地帯。100mほど注意して歩いて下さいとの看板があります。山高地図に危険マークのあった唯一の箇所。
珍しい感じのカルストっぽい岩と草地を発見。ヒキウス平みたいでついついパチリ。
大倉山付近まで下ると、朝にはあまり見えなかった紅葉が光線の違いで浮き出ていました。午後からの雲と霞みにより鮮やかとまではいかないまでも、見頃であることは分かりました。
予想外の紅葉の綺麗さに、下るごとに見える角度や光の当たり方が変わって足を止めさせられます。それは僕たちが例外というわけではなく、下って来る登山者は皆同じところで立ち止まり、いい意味で裏切られた大倉山の紅葉をカメラに収めていました。
霞んでいるからか、光の加減か、くっきり見えないのが非常に惜しいけど、自然が造る秋色の絨毯に溜息が連発。少しのんびり眺めていたいけどそういう訳にもいきません。
あの谷の方まで降りたらもう少し鮮やかに見えるのかな。
同じような写真を何枚も撮り、時間だけが過ぎていきます。これだけの紅葉が見れるのはまた一年後、そう思うと、帰りの時間も気にならなくなってきます。
最後の紅葉を楽しみながら、正面の大倉山まで進みます。
白水湖
大倉山避難小屋で10分ほど休憩し、あとはひたすら下るだけ。
三方崩山は終始威圧感を放っていました。いつか登りたいな。
15時30分、膝をかばいながら下山完了です。
平瀬道は、1段ごとの段差が地味に高くそれがしつこく続くので、結構疲れました。景色は途中から白山が見えて迫力を味わいながら歩けました。紅葉は2,000mくらいの標高が綺麗で、このルートが隠れ紅葉の名ルートと言われているのも分かった気がします。総じて、結構ハードなルートでしたがこの時期にしか見れない素晴らしい紅葉も楽しめ、無事にリベンジも出来て良かったと思います。次は花の時期に別山から縦走し、南竜ヶ馬場でテントを張るのもいいな。
◆LOG
◆CT
6:00 平瀬道登山口
7:58 大倉山避難小屋 8:13
8:58 カンクラ雪渓
9:32 南竜ヶ馬場分岐
9:43 白山室堂ビジターセンター 9:54
10:33 白山山頂 10:46
11:19 白山室堂ビジターセンター~昼食 12:12
12:26 南竜ヶ馬場分岐
13:05 カンクラ雪渓
13:46 大倉山避難小屋 13:55
15:30 平瀬道登山口
◆CLOTHING&SHOES&BACKPACK
・Woolies 150 Crew Stripe /ibex
・ウィックロンクール ハーフスリーブジップシャツ/mont-bell
・ライトシェル アウタージャケット/mont-bell
・サウスリムパンツ/mont-bell
・レインダンサーパンツ/mont-bell
・サウスリムハット/mont-bell
・レーシングラン5本指ソックス/Tabio
・LONE PEAK/ALTRA
・MINI25L/山と道
※グローブは着用せず
※レインダンサーパンツは冷え防止の為着用
※ライトシェルは室堂~山頂のみで着用
◆TEMP.
登山口スタート 4℃
大倉山避難小屋 6℃
白山室堂 10℃
山頂 6℃
◆WEIGHT
Pack Weight 約6,500g
◆PHOTO BY
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ USM
EF24-70mm F4L IS USM
EF50mm F1.4 USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
※下2つは担いだけど使わず
タイから帰国したこの日は三連休の初日。この時期は毎年泉州地区では祭りが行われていて、ちょうどこの日が初日でした。高石駅を降りた20時頃、交差点で神輿の通過待ちをしました。出店の灯りに照らされた法被姿の老若男女の群れを押し分け、祭りとは無縁に足早にスーツケースを転がす僕の姿は、明らかに場違いだったことと思います。
この日の朝、タイのホテルを出発する前にWi-Fiで白山の天気予報を見ていました。13(日)は曇のち晴れで風がかなり強く、14(月)は一日穏やかな好天となる予報でした。遠征となると、当日の天気と翌日の仕事のことを毎回天秤にかけなくてはならず、今回の場合は、
「13(日)なら強風で危険に加え体力を奪われて視界も悪そうだけど、翌日にもう一日休みがある」という状況と、
「14日(月)だと翌日が仕事だから帰りの運転や疲れが気になるけどこの日の天気は最高」
という状況を想定出来ましたが、やはり安全且つ好天の期待できる14(月)を選びました。
※ヤマレコを見ると実際は13(日)も好天だったようです。
10/13(日)
21時頃、自宅を出発し渋滞もなく順調に名神~東海北陸道と進み、0時ちょうどにひるがの高原SAに到着しました。現地まで約1時間なのでそのまま行ってしまってもよかったのですが、今回は色々と便利なひるがのSAで車中泊することにしました。気温が低いのでシュラフに入り込むと、4時過ぎまでぐっすり眠れました。ひるがの高原SAは出口の荘川I.C.まで約8kmの位置にあるSAで、一般道に降りてからも残り約35km(約45分)とさほど気にするほどの距離ではないので助かりました。朝食を食べ4時30分にSAを出発し、5時半頃に白水湖畔ロッジ駐車場に到着しました。
駐車場は半分くらい埋まっており、9月に来た時よりもかなり多い台数です。やはり紅葉の時期はここも人が多いことが分かりましたが、別当出合ルートに比べると少ないようです。
6時前、日が昇る前から出発します。この一枚はISO AUTOで撮りましたが、ISOは12,800になっていました。拡大すると描写は甘くノイズも少し出ていますが、このサイズなら何とか誤魔化せてるかな。。。
少し登ると白水湖が見えました。気温は4℃と少し寒いです。
このあたりは登り易いのですが、ところどころに段差が高くなっていて序盤から息が上がりっぱなし。
朝焼けの色が山肌に転写されていきます。
前回の敗退ポイントを通過した頃、平瀬道にも光が届き始めました。
清々しい朝陽を浴びながら急坂を進みます。
木々と登山道に広がる朝陽。
この辺りから徐々に紅葉の色づきが増してきます。
カエデ系ももう少しで見頃。
南側の展望が開け、地獄谷~ヤケ谷の斜面が見えました。ここも見頃はもうすぐかな。
ナナカマドとダケカンバ。ナナカマドは痛んでるのが多く、まともなのは少しだけでした。
ダケカンバの黄葉が至るところで見頃を迎えています。ダケカンバやナナカマドが入ると、一層、高山の雰囲気に。
急登が続き、これがなかなかしつこくてしんどいのですが、見頃を迎えた紅葉に激励されて気合いを入れ直します。それでも少し登るとまたしんどくなり、大倉山避難小屋はまだかと一人で愚痴をこぼしながらひたすら登ります。
1時間30分ほど歩くと、ようやく御前峰と剣ヶ峰が。上部の山肌は深い色づきで紅葉の終焉を物語っていますが、裾野へ広がる鮮やかな色へのグラデーションを演出しているよう。少し霞んではいるものの、バックの青空も一役買ってくれた。
お花松原、北弥陀ヶ原方面。
南側の尾根。奥の尾根は南白山から延びる尾根。
そうこうしていると、ようやく大倉山山頂の標識が。しかも登山道脇に。。。
7時58分、大倉山避難小屋に到着。
昨日泊まられた二人組の方たちが寝床の掃除をされていました。大きい三脚をお持ちだったので中判でしょうか。僕たちは少し休憩させて頂いて出発します。僕はここまでのコースタイムをどうやら2時間と勘違いしていたようで、山高地図を見直すと2時間30分になっていました。そりゃなかなか着かないわけです。実際は1時間58分で登れましたが、急登が続いたにも関わらず途中休憩を減らしてひたすら登った為、ふくらはぎが少し疲れ始めていました。
気を取り直して出発します。ここから白山室堂まで1時間40分です。
ダケカンバが多い山です。
振り返って大倉山。このあたりはまだまだ急登が続きます。どこかのblogかヤマレコの記事で、大倉山を過ぎたら傾斜はかなりましになると書かれていましたが、全然そんなことはありませんでした。これまでと同じような急登が続き、岩場やガレが増えて足場も悪くなっていきました。
あと1.9km
雲海が出てました。
紅葉はすでに折り返したのか、少し鮮やかさに欠けるけど十分綺麗。
風にやられたのかほとんど落葉してしまったダケカンバ。
カンクラ雪渓。このあたりから傾斜は少しましになり始めます。
北アルプスが見えるらしい展望地。霞んで全く見えず。そしてここがラストの急坂。気合い入れて登ろうと思ったら、「南竜ヶ馬場への分岐はこの先にありますか?」と上から下ってきたご夫婦に聞かれました。僕たちが歩いてきた道にそんな分岐はなかったので、HOLUX M-241とスマホの地図ロイドで現在地と分岐点をチェック。すると20分ほど登ったところにその分岐があることが分かり、そこまで一緒に歩くことに。
5分ほど登ると最後の急坂が終わり緩やかな台地に出ました。お二人は一度下った道の登り返しに苦戦しておられ、5分ほどするとやって来られました。もうそこに分岐がありますと教えると、そそくさと先を急がれました。
南竜ヶ馬場への分岐です。左折すると南竜ヶ馬場で、正面に見えてる登山道が室堂に続く道です。お二人は室堂からこちら側に直進してしまったようですが、こんなにしっかりとした標識なのになんで間違えたんだろう。
お話を伺う暇もなく、お二人はこの分岐を左折して行かれました。何の言葉もなく、何事もなかったかのように素通りされたのでちょっとアレと思いましたが、それよりも気になったのは、お二人から最初に声を掛けられた時に見せられたあのパンフレット。あれはたぶん観光センターのようなところでもらえる簡易な地図が書かれたパンフレットです。普通地図といったら1/25000か山高だと思ったのでちょっと焦りました。見た目は登山経験者に見えましたがもしかしたら入門者だったのかな。無事に下山されたことを祈ります。
先ほどの分岐を直進すると、すぐに白山室堂ビジターセンターが見えました。
9時43分、白山室堂ビジターセンターに到着しました。かなりの大型施設です。想像以上に立派な建物で驚きました。
10分ほど休憩し、風除けにライトシェルを羽織って山頂に向かいます。太陽が出て暑いけど風は冷たくて寒いといった中途半端な感じです。
山頂は正面に見えているところです。偽ピークではありません。登り30~40分、下り20~30分ほどです。さぁ気合いを入れ直して行きます。
程よい段差に整えられた石段を息を切らして登ります。ハイマツの向こうには別山が存在感を示しています。
ここまでの疲れが出始め、40分ほどで山頂に到着です。
剣ヶ峰。一人登られている人が見えます。
大汝峰と紺屋ヶ池
白山御前峰2,702m。
今日はアルプスは見えません。
風が寒いのでほどほどに下山します。
高天ヶ原。山頂とビジターセンターのほぼ中間地点です。高天ヶ原というとあの高天ヶ原を思い出してしまいます…。
ビジターセンターで昼食にします。バッジとC.C.レモンをゲット。
綺麗な食堂です。
カレーのあの味は…。たぶん某メーカーのレトルトだと思います。
W.C.と給水後、12時12分に下山開始です。
分かり易い標識だと思うんですけどね。。。
白山の見納めです。
少しだけ雪渓が残っていました。
崖になっている危険地帯。100mほど注意して歩いて下さいとの看板があります。山高地図に危険マークのあった唯一の箇所。
珍しい感じのカルストっぽい岩と草地を発見。ヒキウス平みたいでついついパチリ。
大倉山付近まで下ると、朝にはあまり見えなかった紅葉が光線の違いで浮き出ていました。午後からの雲と霞みにより鮮やかとまではいかないまでも、見頃であることは分かりました。
予想外の紅葉の綺麗さに、下るごとに見える角度や光の当たり方が変わって足を止めさせられます。それは僕たちが例外というわけではなく、下って来る登山者は皆同じところで立ち止まり、いい意味で裏切られた大倉山の紅葉をカメラに収めていました。
霞んでいるからか、光の加減か、くっきり見えないのが非常に惜しいけど、自然が造る秋色の絨毯に溜息が連発。少しのんびり眺めていたいけどそういう訳にもいきません。
あの谷の方まで降りたらもう少し鮮やかに見えるのかな。
同じような写真を何枚も撮り、時間だけが過ぎていきます。これだけの紅葉が見れるのはまた一年後、そう思うと、帰りの時間も気にならなくなってきます。
最後の紅葉を楽しみながら、正面の大倉山まで進みます。
白水湖
大倉山避難小屋で10分ほど休憩し、あとはひたすら下るだけ。
三方崩山は終始威圧感を放っていました。いつか登りたいな。
15時30分、膝をかばいながら下山完了です。
平瀬道は、1段ごとの段差が地味に高くそれがしつこく続くので、結構疲れました。景色は途中から白山が見えて迫力を味わいながら歩けました。紅葉は2,000mくらいの標高が綺麗で、このルートが隠れ紅葉の名ルートと言われているのも分かった気がします。総じて、結構ハードなルートでしたがこの時期にしか見れない素晴らしい紅葉も楽しめ、無事にリベンジも出来て良かったと思います。次は花の時期に別山から縦走し、南竜ヶ馬場でテントを張るのもいいな。
◆LOG
◆CT
6:00 平瀬道登山口
7:58 大倉山避難小屋 8:13
8:58 カンクラ雪渓
9:32 南竜ヶ馬場分岐
9:43 白山室堂ビジターセンター 9:54
10:33 白山山頂 10:46
11:19 白山室堂ビジターセンター~昼食 12:12
12:26 南竜ヶ馬場分岐
13:05 カンクラ雪渓
13:46 大倉山避難小屋 13:55
15:30 平瀬道登山口
◆CLOTHING&SHOES&BACKPACK
・Woolies 150 Crew Stripe /ibex
・ウィックロンクール ハーフスリーブジップシャツ/mont-bell
・ライトシェル アウタージャケット/mont-bell
・サウスリムパンツ/mont-bell
・レインダンサーパンツ/mont-bell
・サウスリムハット/mont-bell
・レーシングラン5本指ソックス/Tabio
・LONE PEAK/ALTRA
・MINI25L/山と道
※グローブは着用せず
※レインダンサーパンツは冷え防止の為着用
※ライトシェルは室堂~山頂のみで着用
◆TEMP.
登山口スタート 4℃
大倉山避難小屋 6℃
白山室堂 10℃
山頂 6℃
◆WEIGHT
Pack Weight 約6,500g
◆PHOTO BY
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ USM
EF24-70mm F4L IS USM
EF50mm F1.4 USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
※下2つは担いだけど使わず
スポンサーサイト
| 白山、北陸の山 | 00:00 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑