秋の十津川撮影行脚 ~玉置山、笹の滝~
11月15日(日)
山の紅葉がいまいちだった今年の秋、残りの紅葉を求めて大好きな十津川村へ行ってきた。
土曜は雨、日曜は雨のち曇で午後から晴れ間が出る予報。ということで、雨上がりのガスを狙い、日曜夜半から雨の中出発した。この日は幾つか回る予定で、まずは復旧以降気になっていた林道川津今西線へ向かった。
川津大橋。この頃、ちょうど雨は止んでくれた。

十津川らしい景色。日が昇る時間だけど雲に覆われている。ところどころガスが湧いて期待出来そう。

車道の落ち葉の数からしても、紅葉は金曜から土曜の風雨にまともにやられた感じだった。それでも残った紅葉の色づきはいい感じ。


数少ない残りの紅葉を切り取りながら林道を進む。

先週来たらいい感じだったに違いない。

明るいガスと光のない紅葉。水墨画ちっくで面白い画になった。

復旧エリアに入り峠を越えて反対側へ下っていくと、若木の紅葉が綺麗なポイントに出た。車をどこか停めようと探していたら、いきなり太陽が姿を現した。天気予報からは予測出来なかった出来ごとに戸惑い、あれこれ考える余裕もなく気になった風景を切り取った。




繊細な若木がとても綺麗なエリアだった。今回は風雨にやられた感じだったので、ベストタイミングでまた来ないといけないなと心に誓った。

下の方では小規模ながらガスが湧いている。

雲湧く山並みに、奇跡の青空と光!

車を先に進め反対側の斜面をみると、いい具合に湧いたガスを太陽が照らし、一段と見栄えしていた。



上の写真の撮影現場は、林道沿いに植林が密集していて全景は狙えなかった。

EOS M(嫁さん撮影)
冬期通行止めとなる地点から十津川村の山並みをのんびりと眺め、次の目的地、玉置山へと向かう。林道を下り425号手前のひらのトンネルから山道を走り、168号の道の駅十津川郷の信号に出た。この山道は予想以上に時間がかかった。

道の駅十津川郷で湯泉地温泉の足湯に浸かり、長時間運転の疲れを癒す。ここからさらに南下し、折立から玉置神社へと向かう。

EOS M(嫁さん撮影)
串こんにゃく(ゆず皮入り)は玉置山から戻ってきた時に頂いた。ゆずが効いていたので、苦手意識を感じることなく完食した。

EOS M(嫁さん撮影)
そして10時15分頃、ようやく玉置神社の駐車場に到着。トイレ、自販機など、いつの日か再び奥駈けする時の下見をした。

ここから歩くのは初めて。



懐かしい標識が出てきて、2013年の奥駈けを思い出した。

バテテしまって1時間ほど休憩した玉置神社。厳格で画になる。やはりシャクナゲの時期が最適かな。

境内の黄葉が綺麗。この後社務所に寄り、奥駈けをした時にここで買った健脚お守りをお願いしたが、今は売っていないとのことだった。随分前に紐が切れてなくしてしまっていたのでとても残念だった。

神社の奥から山頂へ向かう。

10分ほどだろうか、あっさりと山頂に到着。奥駈した時は神社へ下ったが、途中でへたってしまってとても長く感じた。玉置山は以前から嫁さんが行きたい行きたいと言っていたので、今回の秋の十津川行脚に合わせてセッティングしたのだが、長年の夢がかなって満足気だった。なぜここに来たかったのかは今でも不明だ。

ここからかつえ坂を下り、車道を歩いて駐車場に戻った。一応ここは南奥駈道やでと教えたら、少し喜んでいた。さらに、いつか奥駈けを一緒にやりたいとも言っていたが、聞こえないふりをした。



かつえ坂取りつきにある展望台にて。十津川の山並みや熊野の山並みが素晴らしい。紀和町の集落なども見えている。

奥駈道の石碑。

車道沿いの残り紅葉。この後、湯泉地温泉 泉湯に入り、笹の滝へ向かった。位置的な関係で先に温泉に入ったが、後から入った方がよかった。

笹の滝は日本の滝百選に選ばれており、駐車場、トイレもあり観光地だ。

とはいっても、足を踏み入れると完全に山の中だ。

結構狭いスペースを抜ける。鎖がずっと設置されてるが、足元はとても滑りやすい。

入口から5分ほどで笹の滝に到着。雨上がりの笹の滝は水量抜群。

滝前付近は凄まじい風圧としぶきでまともにカメラを向けられない。



強烈な水量を嫁さんが見事にとらえていた。レンズは、水しぶきの容赦ない洗礼を受けまくっている。

EOS M(嫁さん撮影)
台風の時みたいな水量だった。

EOS M(嫁さん撮影)

滝、沢の撮影は時間が過ぎるのがとても早い。いくらでも撮っていたい気分にさせてくれる。

今回は沢靴を用意した。が、流れが強過ぎたのでこれ以上入るのはやめておいた。若いカップルや年配のご夫婦がスニーカーや街靴で来られていたのでちょっと気になった。

EOS M(嫁さん撮影)





滝撮影を満喫し、いつもの風庵へ。今回は50mmでいつもより丁寧にざるそば大盛りを撮ってみた。

内容が盛り沢山だった秋の十津川撮影行脚。朝の撮影や、嫁さんの念願叶った玉置山、豪快な笹の滝など、朝から夕方まで撮影を楽しめた。玉置山では、山用でない(重い方の)三脚を持ちながら歩いたが、意外といけるなと手応えを得た。今後のハイクでも三脚を立てて撮影できるように、色々と試そうと思う。それにしても、十津川村は遠い!
◆ログ(HOLUX M-241)
影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
EF50mm F1.4 USM
Velbon E545M
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