上水晶谷テン泊ハイク!
この週は、climb likeさんとパンダさんと赤岳に行く予定にしていましたが、日曜日の悪天予報により残念ですが赤岳は中止にしました。土曜日は好天が期待出来た為、代案として、二日目が短めとなるよう鈴鹿の上水晶谷でテン泊することになりました。初日は少々長いですが、朝明から入り御在所岳を周回するルートにしました。(likeさん選定)
当日、8時前に朝明渓谷駐車場に到着。水洗のW.C.もあり、駐車場も広いので登山口としては最高です。そして、到着してすぐにダウンの上を忘れてしまったことに気付きそのことを話すと、likeさんが快く別のをお貸ししてくれました。どうもありがとうございました、助かりました。

道路に雪はありませんでした。出発からこの青空、最高です。

車道の途中で渡渉し、いざ山道へ。


今日は天気がよくて気持ちいい。

何度か渡渉します。

堰堤を超えたり。

トラロープの急坂を下ったり。

先行のトレースも助かります。

根ノ平峠に着くと、イブネ・クラシがお出迎え。素晴らしい景観と、太陽のあまりの心地よさに、30分も休憩してしまいました。

ここからは、ワカンを装着して出発です。

先行のトレースを辿ると、すぐに先行者に追いつきました。トレースの御礼を言い、ここからはノートレースの雪面を進みます。ちなみにこの方は元山岳写真協会東海支部のOさんという方でした。

途中で斜面を斜めに登り尾根に乗ります。ここから急に雪が深くなり、国見岳まで存分にラッセルを楽しめました。

Oさんとは抜きつ抜かれつでいきます。


長い急坂をやり過ごすと、鈴鹿北部の山々が見え始めます。そして、この辺でいい時間だったので、先にお昼にします。事前にlikeさんから頂いた幕の内弁当を美味しく頂きました、ありがとうございました。

ここから国見岳まで、見た目よりもぐるっと回る感じでなかなか遠いです。ザックが木の枝に頻繁に引っ掛かるようになり、ラッセルしつつ木の枝への注意が必要で、気疲れが続きます。



雨乞岳、イブネ方面。

遠くから見えていた岩塊地帯。


岩塊の上に出ると鈴鹿北部の素晴らしい展望。

雨乞岳方面。

綺麗なシュカブラ。

単独のOさんはここで戻られるとのことで、僕たちは引き続きノートレースを進みます。

※climb likeさん撮影
青岳に着くといよいよ国見岳が正面に見えます。その稜線を登れば到着です。

新調されたsamyang 14mmを楽しむlikeさん。




※climb likeさん撮影


中道の地蔵岩が正面に。

最後の稜線も雪が多く、シュカブラが綺麗です。


根ノ平峠から約4時間でようやっと国見岳に到着です。

延々ラッセルでしたが、しんどさよりも楽しさが勝っていたのは、みんなこの景色のお陰でしょうか。

少し下ったところに石門がありました。

そこから少し登るといよいよ御在所岳が間近に。国見峠へ向かってまずは下ります。

ちょっと危険だった急坂を振り返って。ここをやり過ごすと、あとは単調な下り。国見岳からはしっかりしたトレースがあったので、これまでとは全然ペースが違います。

14時28分、国見峠に到着です。この看板は確か僕の身長より高かったと思いますが、結構埋まってます。春に来た時、「こんな高い位置に標識があるのはもしや…」と思ってましたが、今日、その予感が的中しました。

続いてlikeさんも峠に到着。時間的に、このまま上水晶谷に下るのがベストだと思いますが、ここまで来たので御在所岳へ向かうことに。

幸い直登ルートが出来てたので、利用させてもらいます。

10分ほどでスキー場に着くと、山頂まであと僅か。


15時、無事に御在所岳に到着です。

国見岳まで雪が深かったので、ここまで来れないだろうと途中諦めかけてたので、とても嬉しかったです。

※climb likeさん撮影

鎌ヶ岳も。

ここからは北西尾根を下ってダイレクトに上水晶谷へ向かいます。正面に見えてる小高いアップダウン、まさか通るの?と思ってたらきっちり通りました。このアップダウンに少々時間が掛かりました。

ここからは、秋に逆回りで歩かれてるlike隊長が先頭に。もちろんトレースはありません。

振り返って御在所方面。

まだまだザックが引っ掛かる稜線歩き。

天気もなんとかもってくれました。もう16時になるので、ここからは太陽と追いかけっこです。

アップダウンが終わると、あとは延々下り。周りの景色もだいぶ低くなってきました。

最後の急坂はシリセード気味に下ってようやく上水晶谷に到着です。正面は杉峠方面。

その反対側、目の前の少し雪の落ち込んだところに上水晶谷の沢が流れています。春に来た時に、渡渉してそのまま直進してしまったあの地点です。はっきりと覚えていた景色でした。

給水と泊地探しに30分ほどかかり、ようやく幕営です。likeさんはシンボルツリーのそばで張りたかったようですが、見つけることが出来ず、また明日のお楽しみとしました。

硬めの雪質に助けられ、整地+幕営を20分で完了。今回も綺麗に張れて、だいぶ張り方に慣れてきたみたい。

気温は恐らく0℃か、若干プラスくらいと暖かかったので、晩飯は野外でやることに。

※climb likeさん撮影
まずはウィンナーを焼き小腹を満たします。PRIMUS ライテックトレックケトル&パンの蓋はノンスティック加工されて全く焦げ付きません。(likeさんより借用)

そしてメインの鍋です。likeさんが学生時代から使われてる大きな鍋に具沢山のキムチ鍋は最高に美味しく、体も温まります。梅酒や赤ワインも疲れた体に沁みて最高の時間が流れます。

締めはうどんと雑炊!心地よ過ぎてlikeさんも寛いでます。

キャンドルの灯りで酒と山談義。何から何までlikeさんに準備頂き、ありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです。また皆でやりたいですね!

そして今回もシュラフに入ったら、僕はすぐに落ちたようです。(likeさん談)

翌朝。夜中に降っていた雨もやみ、暖かい朝を迎えました。残ったパンやアマノフーズのリゾットなど適当に食べ、早々に撤収します。likeさんのツェルトⅡロング、インナーポールを利用して空間を広げることに成功しています。実際に中を拝見すると確かに広くなってました。

少し歩くとlikeさんが探していたシンボルツリーを発見。大きな木ですぐにこれと分かりました。周りは斜面だったので、幕営地としては昨日の場所が最高だったと思います。

渡渉が何度もあり、少々厄介でした。

地味な登りは少々時間が掛かります。

ガスが濃くなってきたあたりで、

根ノ平峠に到着。ホッと一息入れて、あとは単調に下り、今回の山行は無事終了。


下山後、グリーンホテルの温泉に浸かり帰路につきました。
今回は赤岳は残念でしたが、代案の御在所周回ルートで、ラッセルや展望、野外での鍋パーティを楽しめて、低山の雪山ハイクを大変満喫することが出来ました!climb likeさん、色々とお世話になり、どうもありがとうございました!
◆ログ(HOLUX M-241)
◆C.T.
<2/21(土)>
8:35 朝明渓谷駐車場
10:00 根ノ平峠~休憩 10:30
11:30 尾根途中で昼食 12:15
13:15 青岳
13:55 国見岳
14:28 国見峠~休憩 14:35
15:00 御在所岳~休憩 15:20
15:30 北西尾根下降口
17:00 上水晶谷
17:35 テン場
<2/22(日)>
7:25 テン場
8:50 根ノ平峠~休憩 9:05
10:06 朝明渓谷駐車場
撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
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| 鈴鹿山系 | 21:52 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑