弥山・八経ヶ岳 ~テン泊撮影行~
今回は、カナビキ尾根からのんびり撮り歩く弥山テン泊プラン。台風8号の影響で川の増水が懸念された為、当初予定の弥山川コースはパスすることにしました。翌日は昼から天気が崩れるようなので、一日目にゆっくり楽しんで二日目は早々に下山することに。
6時40分熊渡に到着するとすでに車がびっしり。何とか駐車し7時に出発です。

川迫川は明らかにいつもより増水している様子。川サツキが至る所で綺麗に咲いてました。

林道沿いから見える弥山川も爆音を立ててます。


強い光が入るとまるで森が照明と化します。


弥山川コース分岐。今日は暑くなりそう。1月以来のカナビキ尾根に突入します。

真っ暗な植林帯から差し込む朝の光。カナビキ尾根で見るこの感覚、久しぶりです。

お気に入りの開けた地点。深い緑もすっかり夏の様相です。

ツルアリドオシ。今日は花の先生がいるので色々な花が見れました。

カナビキ尾根核心の木の根っこ地帯。ここもお気に入りです。



9時30分。2時間半ほどで分岐に到着。長めの休憩をとります。このあたりから徐々に虫が増えてきます。






ナメリ坂の展望ポイントにて稲村ヶ岳の雄姿。


先日ke-nさんが弥山川に行かれた時のナベの耳からの下降ポイントをリサーチしたり、まったりと進みます。

クモキリソウ。アンニョンさんちょっと興奮気味。

頂仙岳巻き~高崎横手までの苔萌えゾーン。


ヒメヨツバムグラ

ここは休憩せずに狼平へ。

弥山方面が見えてきました。あのあたりは鉄山終盤の倒木地帯かな。

木漏れ日が苔を照らし、雰囲気のいい苔ロードに。

苔アート


シダをまとった古木

11時35分、大峰の楽園、狼平に到着。


弥山川を遡行するパーティ。

本日のフルーツジュース。昼食はサラダ巻きです。

お気に入りの沢、いつもより水量多しです。足が暑かったのでトレランシューズごとドボンさせてクールダウンしました。






13時、撮影を終了し、弥山へ向かいます。木製階段横のオオヤマレンゲはまだ咲いてました。


大黒岩のオオヤマレンゲ。ここを過ぎたあたりでまた休憩します。二人とも狼平で給水して重くなったので、階段の急坂が疲れました。久しぶりに何人も抜かれました。

弥山

頂仙岳(右)

八経ヶ岳と明星ヶ岳

14時20分、弥山到着です。

心配していたテン場はまだ空いてました。(500円/1日・1張り)

アンニョンさんがうまく張ってくれて何とか二張り出来ました。休憩後、八経ヶ岳へ向かいます。

八経のオオヤマレンゲはちょうど見頃で、たくさんのハイカーとすれ違いました。まだ1週間くらいは楽しめるでしょう。




カラマツソウ



竜口尾根の右の山塊も面白そう。右端の尖った山は大栂山かな。ここも前から行ってみたい山。

八経ヶ岳の裏側は急峻な崖。初めて来た時はここから雲海を見て感動しました。

16時、ようやく八経ヶ岳に到着です。

途中、アンニョンさんの知り合いのヤマレコユーザーkarchiさんとお会いしました。今日は清浄大橋から山上ヶ岳経由で来られて弥山小屋に泊まり、翌日は川合→みたらい渓谷→観音峯登山口→清浄大橋と戻られたようです。凄い健脚な方でした。

釈迦ヶ岳へ続く奥駈道。

弥山小屋と、山上ヶ岳から続く奥駈道。


小屋前のテン場も賑わっています。

10人くらいが入っていたダンロップの大型テント。学生の山岳部か何かでした。

国見八方覗のテン場。僕もまだU.L.2年目ですが、関西ではまだまだU.L.が広まっていないことを実感します。ちょっと浮いてる気がします。

今日のスリーピングシステムです。SOLのヒートシートブランケットを敷き、マットは山と道MINI付属のMinimalist Pad(43g)を使用。シュラフは持って来ず、モンベルのライトアルパインダウンパーカ(約300g)のみでトライします。果たして・・・。

夕食はカップ麺と久々にチューハイ氷結STRONGです。山専ボトルに氷を入れて持ってきたので冷えたチューハイが美味しい!教えてくれたmakosurfさんに感謝です。サラミのおつまみとチューハイで心地よくなったところで、そろそろ夕景撮影に出かけます。

Khufu CTF3。透け透けの生地に夕方の光が当たっていい雰囲気でした。シルナイロンみたいに伸縮しないので、テンションの張り直しが不要なようです。羨ましい。奥は大人数の学生たち。

マイヅルソウ

ツマトリソウ

仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳、八経ヶ岳、明星ヶ岳。釈迦ヶ岳から見る弥山・八経へと続く景色もなかなかお気に入りですが、ここの景色もいつも見惚れてしまう。1月も素晴らしかったけど、緑の深いこの時期もいいものです。

弥山神社の裏から、稲村ヶ岳と、山上ヶ岳から続く奥駈道。

登山道を狼平方面へ少し戻ったあたりで上に上がると、夕方のドラマを堪能できる展望地を発見。アンバーな光に頂仙岳、金剛・葛城がシルエットで演出し幻想的に。






八経ヶ岳夕景

天川村の山並み

倒木地帯夕景

夕食で賑わい中?の弥山小屋。

今日はスーパームーン。

明るさを増した満月の光が、テン場を異次元の世界に。





21時。完全に雲が空を覆い、なかなか月も星も出ずここで撮影終了。
テントに戻ってダウンを羽織り、レインパンツとフリースソックスを履いてバックパックに足を突っ込み、レインウェア(上)を腰から下に被せて横になりました。うとうとし始めて気が付くと1時30分、4時間ほど眠れていました。少し肌寒くて体を丸めると再び眠りにつきました。
3時に目が覚めると風はほとんどなかったのですが、12℃と冷え込み雨もぱらつき始めたので、同じく起き始めたアンニョンさんと早めの下山で合意します。お茶漬けとウィンナーの残りを平らげ、パンとドリップコーヒーを流し込むと、体がすっかり温まりました。
4時過ぎに雨は止んだものの、分厚く覆われた雲により朝景は無理そうなので、早々にテントを撤収して5時に弥山を出発します。

思ったより朝晩が冷えた夏の弥山・八経、また来るよ。


テン泊にしたことで、焦らずのんびり弥山・八経を撮り歩くことが出来、夏の大峰を満喫出来ました。
スリーピングシステムは、シュラフ#3が暑そうだったので今回はダウン(上)のみでトライしましたが、夜中に肌寒かったのでもうこのシステムで寝ることはないと思います。3シーズン汎用性の高い軽量キルトを欲しくなりました。マットは山と道MINIの背面パッド兼用Minimalist Pad(43g)が今年も健在で、3シーズンは当面これでいけそうです。北アなどの固い地面の時はZ Lite Solを持って行こうかな。
下山後は、かどや食堂→天の川温泉→川合の福西豆腐店でもめんとどでか揚げを買い、帰路につきました。
アンニョンさん、今回もお付き合い頂きどうもありがとうございました。
◆ログ(アンニョンさんGPS)
◆C.T.
7月12日(土)
7:00 熊渡
9:28 カナビキ尾根
11:10 高崎横手
11:35 狼平~昼食 13:00
14:20 弥山
14:30 国見八方覗~テント設営~休憩 15:20
16:00 八経ヶ岳~休憩 16:20
16:45 テン場~夕食
18:20 夕景撮影
19:30 夜景撮影
21:30 就寝
7月13日(日)
3:00 起床
3:30 朝食
5:00 弥山出発
5:40 狼平~休憩 6:20
6:43 高崎横手
7:25 カナビキ尾根分岐~休憩 7:45
9:48 熊渡
◆TEMP.
11~21℃
撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
Velbon シェルパアクティブ2
6時40分熊渡に到着するとすでに車がびっしり。何とか駐車し7時に出発です。

川迫川は明らかにいつもより増水している様子。川サツキが至る所で綺麗に咲いてました。

林道沿いから見える弥山川も爆音を立ててます。


強い光が入るとまるで森が照明と化します。


弥山川コース分岐。今日は暑くなりそう。1月以来のカナビキ尾根に突入します。

真っ暗な植林帯から差し込む朝の光。カナビキ尾根で見るこの感覚、久しぶりです。

お気に入りの開けた地点。深い緑もすっかり夏の様相です。

ツルアリドオシ。今日は花の先生がいるので色々な花が見れました。

カナビキ尾根核心の木の根っこ地帯。ここもお気に入りです。



9時30分。2時間半ほどで分岐に到着。長めの休憩をとります。このあたりから徐々に虫が増えてきます。






ナメリ坂の展望ポイントにて稲村ヶ岳の雄姿。


先日ke-nさんが弥山川に行かれた時のナベの耳からの下降ポイントをリサーチしたり、まったりと進みます。

クモキリソウ。アンニョンさんちょっと興奮気味。

頂仙岳巻き~高崎横手までの苔萌えゾーン。


ヒメヨツバムグラ

ここは休憩せずに狼平へ。

弥山方面が見えてきました。あのあたりは鉄山終盤の倒木地帯かな。

木漏れ日が苔を照らし、雰囲気のいい苔ロードに。

苔アート


シダをまとった古木

11時35分、大峰の楽園、狼平に到着。


弥山川を遡行するパーティ。

本日のフルーツジュース。昼食はサラダ巻きです。

お気に入りの沢、いつもより水量多しです。足が暑かったのでトレランシューズごとドボンさせてクールダウンしました。






13時、撮影を終了し、弥山へ向かいます。木製階段横のオオヤマレンゲはまだ咲いてました。


大黒岩のオオヤマレンゲ。ここを過ぎたあたりでまた休憩します。二人とも狼平で給水して重くなったので、階段の急坂が疲れました。久しぶりに何人も抜かれました。

弥山

頂仙岳(右)

八経ヶ岳と明星ヶ岳

14時20分、弥山到着です。

心配していたテン場はまだ空いてました。(500円/1日・1張り)

アンニョンさんがうまく張ってくれて何とか二張り出来ました。休憩後、八経ヶ岳へ向かいます。

八経のオオヤマレンゲはちょうど見頃で、たくさんのハイカーとすれ違いました。まだ1週間くらいは楽しめるでしょう。




カラマツソウ



竜口尾根の右の山塊も面白そう。右端の尖った山は大栂山かな。ここも前から行ってみたい山。

八経ヶ岳の裏側は急峻な崖。初めて来た時はここから雲海を見て感動しました。

16時、ようやく八経ヶ岳に到着です。

途中、アンニョンさんの知り合いのヤマレコユーザーkarchiさんとお会いしました。今日は清浄大橋から山上ヶ岳経由で来られて弥山小屋に泊まり、翌日は川合→みたらい渓谷→観音峯登山口→清浄大橋と戻られたようです。凄い健脚な方でした。

釈迦ヶ岳へ続く奥駈道。

弥山小屋と、山上ヶ岳から続く奥駈道。


小屋前のテン場も賑わっています。

10人くらいが入っていたダンロップの大型テント。学生の山岳部か何かでした。

国見八方覗のテン場。僕もまだU.L.2年目ですが、関西ではまだまだU.L.が広まっていないことを実感します。ちょっと浮いてる気がします。

今日のスリーピングシステムです。SOLのヒートシートブランケットを敷き、マットは山と道MINI付属のMinimalist Pad(43g)を使用。シュラフは持って来ず、モンベルのライトアルパインダウンパーカ(約300g)のみでトライします。果たして・・・。

夕食はカップ麺と久々にチューハイ氷結STRONGです。山専ボトルに氷を入れて持ってきたので冷えたチューハイが美味しい!教えてくれたmakosurfさんに感謝です。サラミのおつまみとチューハイで心地よくなったところで、そろそろ夕景撮影に出かけます。

Khufu CTF3。透け透けの生地に夕方の光が当たっていい雰囲気でした。シルナイロンみたいに伸縮しないので、テンションの張り直しが不要なようです。羨ましい。奥は大人数の学生たち。

マイヅルソウ

ツマトリソウ

仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳、八経ヶ岳、明星ヶ岳。釈迦ヶ岳から見る弥山・八経へと続く景色もなかなかお気に入りですが、ここの景色もいつも見惚れてしまう。1月も素晴らしかったけど、緑の深いこの時期もいいものです。

弥山神社の裏から、稲村ヶ岳と、山上ヶ岳から続く奥駈道。

登山道を狼平方面へ少し戻ったあたりで上に上がると、夕方のドラマを堪能できる展望地を発見。アンバーな光に頂仙岳、金剛・葛城がシルエットで演出し幻想的に。






八経ヶ岳夕景

天川村の山並み

倒木地帯夕景

夕食で賑わい中?の弥山小屋。

今日はスーパームーン。

明るさを増した満月の光が、テン場を異次元の世界に。





21時。完全に雲が空を覆い、なかなか月も星も出ずここで撮影終了。
テントに戻ってダウンを羽織り、レインパンツとフリースソックスを履いてバックパックに足を突っ込み、レインウェア(上)を腰から下に被せて横になりました。うとうとし始めて気が付くと1時30分、4時間ほど眠れていました。少し肌寒くて体を丸めると再び眠りにつきました。
3時に目が覚めると風はほとんどなかったのですが、12℃と冷え込み雨もぱらつき始めたので、同じく起き始めたアンニョンさんと早めの下山で合意します。お茶漬けとウィンナーの残りを平らげ、パンとドリップコーヒーを流し込むと、体がすっかり温まりました。
4時過ぎに雨は止んだものの、分厚く覆われた雲により朝景は無理そうなので、早々にテントを撤収して5時に弥山を出発します。

思ったより朝晩が冷えた夏の弥山・八経、また来るよ。


テン泊にしたことで、焦らずのんびり弥山・八経を撮り歩くことが出来、夏の大峰を満喫出来ました。
スリーピングシステムは、シュラフ#3が暑そうだったので今回はダウン(上)のみでトライしましたが、夜中に肌寒かったのでもうこのシステムで寝ることはないと思います。3シーズン汎用性の高い軽量キルトを欲しくなりました。マットは山と道MINIの背面パッド兼用Minimalist Pad(43g)が今年も健在で、3シーズンは当面これでいけそうです。北アなどの固い地面の時はZ Lite Solを持って行こうかな。
下山後は、かどや食堂→天の川温泉→川合の福西豆腐店でもめんとどでか揚げを買い、帰路につきました。
アンニョンさん、今回もお付き合い頂きどうもありがとうございました。
◆ログ(アンニョンさんGPS)
◆C.T.
7月12日(土)
7:00 熊渡
9:28 カナビキ尾根
11:10 高崎横手
11:35 狼平~昼食 13:00
14:20 弥山
14:30 国見八方覗~テント設営~休憩 15:20
16:00 八経ヶ岳~休憩 16:20
16:45 テン場~夕食
18:20 夕景撮影
19:30 夜景撮影
21:30 就寝
7月13日(日)
3:00 起床
3:30 朝食
5:00 弥山出発
5:40 狼平~休憩 6:20
6:43 高崎横手
7:25 カナビキ尾根分岐~休憩 7:45
9:48 熊渡
◆TEMP.
11~21℃
撮影機材
EOS 6D
EF14mm F2.8LⅡ・USM
EF24-70mm F4L・IS・USM
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD (A005)
Velbon シェルパアクティブ2
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| 大峰山系 | 22:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑