金剛山 第18回(26) ~丸滝谷~
6月23日(土)
スポーツ公園を後にし、金剛山へ向かいました。
今日は、以前から行ってみたいと思っていた丸滝谷ルートです。
ここは危険だと聞いたり、全然そうでもないと聞いたり…。
まあ、妙見谷と同じくらいかな、なんて勝手な想像をしていましたが、
最近のゆるゆるコースとは全然違うハズなので、気を引き締めていきます。
今回も段平さんのレポで予習はバッチリ!
レポでUPされている関西ハイキング2008の記事では、
「滝、滝、滝のフォール・パラダイス 金剛山の秘境、丸滝谷を歩く」
なんて紹介されてます。
そんなの見たら行くしかないですね。。。
さて、水越トイレに着いたのが10時40分くらい。
写真でも撮りながらゆっくり登れば、ちょうど焼け時に棚田へ寄れる!
なんて計算をしつつ、のんびり登山開始です。
水越トイレのすぐ先の橋を渡り、まずは林道を歩いていきます。

15分ほどで大堰堤に到着。僕の背後の斜面の上には餌場?のようなものがあり
ハシゴが設置されていました。 (対岸(写真右上)と同じハシゴ)

大堰堤の少し先で左に折れ、山へ入っていきます。
水越側の雰囲気満開です。大阪側とはちょっと雰囲気が違います。


ここの沢は水量が多いですね。ちょっとした流れにも目を奪われます。


さあ、いよいよここから沢ルートです。
今日は初めてのルートなので、地形図で現在地を確認しながら進んでいきます。

すぐに秘境感漂う風景が現れました。自然と足が止まります。
ここからは三脚を出したり仕舞ったりの連続…。


白の額紫陽花もいい。

手持ち

急に沢が広くなり、木漏れ日の射す雰囲気のいいところ。
沢の涼と相まってとても気持ちいい。


次の2枚は手持ち。ここはきちんと立てて撮るべきだった…。


東谷との分岐。今後のためのチェック。
火の用心って、ほんとに火事が起こるのか、それとも危険ルートってことかな?

分岐の右の沢。看板が壊れてます。


全体的に谷幅が広めで快適。
こういうのも秘境感を演出しているんだろうなぁ・・・。


ここは左の滝を超えて行きます。


ここを撮影中、左足が浸水してきました。
ゴアテックスを過信しすぎて水の中に足を入れっぱなしにしてたからです。
左足はこの後下山するまで終始気持ち悪い状態でした。
さすがのフラッドラッシュスキンメッシュも歯が立ちません。
そして、ちょっと時間が気になり始めました。
すでに14時を回っています。
三脚を立てたり仕舞ったりで、撮影に時間を掛け過ぎました。
分かっているのに、滝や気持ちいい場所が続くとなかなか三脚を諦めきれないんです。
ここから山頂までおよそ2時間、少しピッチを上げます。
大きい岩壁が印象的。



この区間は三脚を立てるのに迷いはありませんでした。
時間がないと、逆に決断が早くなったりします。
この区間をUPした写真はこれだけですが、実際はさっきの場所からここまでの間に
かなり撮影してます。
ですがもう本当にタイムリミットです。
ゆっくり撮ってる時間はありません。
ここからは手持ちに切り替えます。 ←まだ撮る気
この滝は左から登ります。

これも左。

ココは右。
滝が連続して、まさしくフォールパラダイス!
次来た時は、さっきのところから三脚立てよう。

金剛山の他の谷ではあんまり見ないような、こういうナメっぽいところもあります。
登山靴でギリギリ登れる感じかな。何回かはズルっといきましたが・・・。


また滝。水量がなかなか減らない。

ナメっぽいところ。
この写真、下りに見えてしまってますが、登りです。

この岩を超えます。ここはちょっと怖かった。


でっかい石やった。でも、でっかく見えない。。。

下の丸滝を発見。
一瞬通り過ぎそうになったその瞬間、「ん…」って左の視線に広い空間が飛び込んできました。
ルートから逸れて左に入った小路の奥にありました。
段平さんは別のレポでこの滝を超えられていましたが、今日は通常ルートでいきます。


ようやく丸滝。
写真からは切れてますが、この右側にロープがあります。普通は使わなければ登れません。
経験豊富な凄い方なら余裕で登れるかもしれませんが…。

丸滝のロープは汚れまくってて、手やカメラバックがドロドロに…。
でもロープはありがたいので仕方ないです。この地点から、沢の水がなくなりました。

蟻地獄。そこそこ体力を使いました。
ロープなしでも引っ掛かってくれましたが、安全の為にロープで登ります。

登りきったところから振り返った一枚。急坂が表現できてない…。

中尾の背?に合流。

ほどなく六道の辻。

久しぶり、大日岳。

ようやく山頂、4時半回ってます!実に5時間半!

今日も17℃ですが、蒸し暑い…。
沢はめちゃくちゃ涼しかった!

思わず自販機のSANGARIA「ナタデココ」を購入。
僕だけでしょうか、登山で疲れた後に乳酸飲料、特に炭酸のカルピスソーダなんかを飲みたくなるのは…。
今日は時間がないので昼食はなし。行動食のお菓子を1~2個とアミノバイタルを口に入れて終了。

※缶はもちろん持ち帰りました。
棚田が気になるのでそそくさと山頂から退散。


六道の辻、再び。

グングン進んで、太尾塞跡。

右へ行けばガンドガコバ林道。

左の太尾コースへ。

15分くらいで西尾根との分岐。
右が東尾根で、左が西尾根へ。
今日は西尾根で下り、登りの時に歩いた林道に合流します。

ほんまに火の用心の注意喚起なんですね。

20分掛からず太尾西尾根登山口。
山頂から1時間で下ってきました。(CTは1時間40分)
ぶっちゃけ走りました。。。


急いで登山靴を履き換え、スポーツ公園へ向かいます。
しかし、向かってる途中で焼けないのは分かってました。
それでも一応向かいます。
夜に入る直前の雰囲気が幻想的。
望遠でいつもの棚田をチェックしましたが、今日はほんの数名しか居ませんでした。
公園の中で、ペガちゃんさんと会いました!
焼けないのでお先に帰られるところでした。
こうやって見ると、結構広い棚田に見えるかも。

全く焼けず、帰路につきました。

丸滝谷はさすがにファンが多いだけあって、素晴らしい谷でした。
本当に、滝、滝、滝の連続で、カメラマンは休む間がないといった感じです。
ガッツリな沢屋さんや滝屋さんには物足りないかもしれないけど、
金剛山の秘境と呼ばれるのに相応しい姿を見られて、僕は一発で好きになりました。
時間帯や季節を変えて、早朝からゆっくり撮影で来たいと思います。
道は、テープが少なめですが要所には確実に貼ってくれてますので、
たぶん迷う事はないと思います。
靴はモンベルのテナヤブーツ(Boaシステム!)で何とか行けました。
が、何度か滑ってしまう箇所もありましたので、沢に適した靴が本当はいいと思います。
僕は地下足袋で歩いてみたいなぁとちょっと思いましたw
また、この沢筋には他にも面白そうな谷があるので、機会をみて来たいと思います。
今回はすごく時間が掛かったけど、大満足の沢歩きでした。
撮影機材
CANON EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
※10-22は別のザックに入れてました…。(車の中)
スポーツ公園を後にし、金剛山へ向かいました。
今日は、以前から行ってみたいと思っていた丸滝谷ルートです。
ここは危険だと聞いたり、全然そうでもないと聞いたり…。
まあ、妙見谷と同じくらいかな、なんて勝手な想像をしていましたが、
最近のゆるゆるコースとは全然違うハズなので、気を引き締めていきます。
今回も段平さんのレポで予習はバッチリ!
レポでUPされている関西ハイキング2008の記事では、
「滝、滝、滝のフォール・パラダイス 金剛山の秘境、丸滝谷を歩く」
なんて紹介されてます。
そんなの見たら行くしかないですね。。。
さて、水越トイレに着いたのが10時40分くらい。
写真でも撮りながらゆっくり登れば、ちょうど焼け時に棚田へ寄れる!
なんて計算をしつつ、のんびり登山開始です。
水越トイレのすぐ先の橋を渡り、まずは林道を歩いていきます。

15分ほどで大堰堤に到着。僕の背後の斜面の上には餌場?のようなものがあり
ハシゴが設置されていました。 (対岸(写真右上)と同じハシゴ)

大堰堤の少し先で左に折れ、山へ入っていきます。
水越側の雰囲気満開です。大阪側とはちょっと雰囲気が違います。


ここの沢は水量が多いですね。ちょっとした流れにも目を奪われます。


さあ、いよいよここから沢ルートです。
今日は初めてのルートなので、地形図で現在地を確認しながら進んでいきます。

すぐに秘境感漂う風景が現れました。自然と足が止まります。
ここからは三脚を出したり仕舞ったりの連続…。


白の額紫陽花もいい。

手持ち

急に沢が広くなり、木漏れ日の射す雰囲気のいいところ。
沢の涼と相まってとても気持ちいい。


次の2枚は手持ち。ここはきちんと立てて撮るべきだった…。


東谷との分岐。今後のためのチェック。
火の用心って、ほんとに火事が起こるのか、それとも危険ルートってことかな?

分岐の右の沢。看板が壊れてます。


全体的に谷幅が広めで快適。
こういうのも秘境感を演出しているんだろうなぁ・・・。


ここは左の滝を超えて行きます。


ここを撮影中、左足が浸水してきました。
ゴアテックスを過信しすぎて水の中に足を入れっぱなしにしてたからです。
左足はこの後下山するまで終始気持ち悪い状態でした。
さすがのフラッドラッシュスキンメッシュも歯が立ちません。
そして、ちょっと時間が気になり始めました。
すでに14時を回っています。
三脚を立てたり仕舞ったりで、撮影に時間を掛け過ぎました。
分かっているのに、滝や気持ちいい場所が続くとなかなか三脚を諦めきれないんです。
ここから山頂までおよそ2時間、少しピッチを上げます。
大きい岩壁が印象的。



この区間は三脚を立てるのに迷いはありませんでした。
時間がないと、逆に決断が早くなったりします。
この区間をUPした写真はこれだけですが、実際はさっきの場所からここまでの間に
かなり撮影してます。
ですがもう本当にタイムリミットです。
ゆっくり撮ってる時間はありません。
ここからは手持ちに切り替えます。 ←まだ撮る気
この滝は左から登ります。

これも左。

ココは右。
滝が連続して、まさしくフォールパラダイス!
次来た時は、さっきのところから三脚立てよう。

金剛山の他の谷ではあんまり見ないような、こういうナメっぽいところもあります。
登山靴でギリギリ登れる感じかな。何回かはズルっといきましたが・・・。


また滝。水量がなかなか減らない。

ナメっぽいところ。
この写真、下りに見えてしまってますが、登りです。

この岩を超えます。ここはちょっと怖かった。


でっかい石やった。でも、でっかく見えない。。。

下の丸滝を発見。
一瞬通り過ぎそうになったその瞬間、「ん…」って左の視線に広い空間が飛び込んできました。
ルートから逸れて左に入った小路の奥にありました。
段平さんは別のレポでこの滝を超えられていましたが、今日は通常ルートでいきます。


ようやく丸滝。
写真からは切れてますが、この右側にロープがあります。普通は使わなければ登れません。
経験豊富な凄い方なら余裕で登れるかもしれませんが…。

丸滝のロープは汚れまくってて、手やカメラバックがドロドロに…。
でもロープはありがたいので仕方ないです。この地点から、沢の水がなくなりました。

蟻地獄。そこそこ体力を使いました。
ロープなしでも引っ掛かってくれましたが、安全の為にロープで登ります。

登りきったところから振り返った一枚。急坂が表現できてない…。

中尾の背?に合流。

ほどなく六道の辻。

久しぶり、大日岳。

ようやく山頂、4時半回ってます!実に5時間半!

今日も17℃ですが、蒸し暑い…。
沢はめちゃくちゃ涼しかった!

思わず自販機のSANGARIA「ナタデココ」を購入。
僕だけでしょうか、登山で疲れた後に乳酸飲料、特に炭酸のカルピスソーダなんかを飲みたくなるのは…。
今日は時間がないので昼食はなし。行動食のお菓子を1~2個とアミノバイタルを口に入れて終了。

※缶はもちろん持ち帰りました。
棚田が気になるのでそそくさと山頂から退散。


六道の辻、再び。

グングン進んで、太尾塞跡。

右へ行けばガンドガコバ林道。

左の太尾コースへ。

15分くらいで西尾根との分岐。
右が東尾根で、左が西尾根へ。
今日は西尾根で下り、登りの時に歩いた林道に合流します。

ほんまに火の用心の注意喚起なんですね。

20分掛からず太尾西尾根登山口。
山頂から1時間で下ってきました。(CTは1時間40分)
ぶっちゃけ走りました。。。


急いで登山靴を履き換え、スポーツ公園へ向かいます。
しかし、向かってる途中で焼けないのは分かってました。
それでも一応向かいます。
夜に入る直前の雰囲気が幻想的。
望遠でいつもの棚田をチェックしましたが、今日はほんの数名しか居ませんでした。
公園の中で、ペガちゃんさんと会いました!
焼けないのでお先に帰られるところでした。
こうやって見ると、結構広い棚田に見えるかも。

全く焼けず、帰路につきました。

丸滝谷はさすがにファンが多いだけあって、素晴らしい谷でした。
本当に、滝、滝、滝の連続で、カメラマンは休む間がないといった感じです。
ガッツリな沢屋さんや滝屋さんには物足りないかもしれないけど、
金剛山の秘境と呼ばれるのに相応しい姿を見られて、僕は一発で好きになりました。
時間帯や季節を変えて、早朝からゆっくり撮影で来たいと思います。
道は、テープが少なめですが要所には確実に貼ってくれてますので、
たぶん迷う事はないと思います。
靴はモンベルのテナヤブーツ(Boaシステム!)で何とか行けました。
が、何度か滑ってしまう箇所もありましたので、沢に適した靴が本当はいいと思います。
僕は地下足袋で歩いてみたいなぁとちょっと思いましたw
また、この沢筋には他にも面白そうな谷があるので、機会をみて来たいと思います。
今回はすごく時間が掛かったけど、大満足の沢歩きでした。
撮影機材
CANON EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
※10-22は別のザックに入れてました…。(車の中)
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| 金剛山 | 00:32 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑