金剛山 第7回(15) ~文殊尾根~
穂高から戻って5日が過ぎたが、膝はまだ完治していない。
疲労が多かったせいか、いつもより治るのが遅く感じる。
先月、妙見谷を歩いた時、嫁さんが捺印カードを忘れたので、
今日はその分を捺印してもらうのが目的だ。
ついでに、今まで登ったことがなかったロープウェイ側からのコースを
一度試してみることに。
膝が気になるし、今日は雨予報だから、CTの短かそうな文殊尾根にした。
(文殊中尾根だと思う)
雨と分かっていて山に来るのも初めてかも。
普段より少し遅めの9時頃に駐車場に到着。
勝手が分からなかったので、ロープウェイに近い方に停めてしまった。
どうりで車が少ないと思った。

駐車場から道路を少し下り、右手の林道へ入る。

地図を見ながら5分ほど歩くと、左手に入口を発見。
たぶんここだろう。
急だなと思いながら、少し膝を気にして、ゆっくりと登っていく。

木の階段状になった道が続く。
地図をチェックしていたので分かっていたが、まあまあな傾斜だ。
それに、今日は体がすごく重たい。
特に下半身が思うようにスッと動いてくれない。
やっぱり疲れが溜まっているみたい。
嫁さんに「ゆるり宣言」をして、自分のペースで登ることに。
蜂をはらいながら、早速息も切らして、最初の休憩ポイントに到着。
たった15分くらいしか歩いていないのに1回目の休憩。
何かおかしい。こういう日は無理はしない。
しっかりエネルギー補給する。
山での進退の判断は、経験豊富な方でも難しい場面があると思う。
僕の場合、どんな山に行っても、絶対にピークを踏む!とか拘りは特にないので、
今のところあっさり撤退を判断できる。(今日は除く)
進むにしても超スローで歩いたりする。
実際、3月の山上ヶ岳では緩い雪に危険を感じ、西の覗手前で撤退した。
その時は澄んだ空気と綺麗な景色を味わえたので山頂に行かなくても満足だった。
しかし、この安全第一の感覚は年々薄れていき、
この先もしかしたら、好奇心がリスクを上回る時がくるのではないか…。
そうならないように冷静に判断していきたいが、
経験を積んでいくとチャレンジしたくなる気持ちが強くなりそうな気もする。
何となくそんなことを思い、ふと嫁を見て、安全第一を再認識した。

ガスが幻想的な時間を演出している。

右が植林、左が自然林…。
不思議な光景だ。
現実と空想の間の世界を彷徨っているみたい。

ここからは少し緩やかになっていく。
地図を見て、現在地を確認しながら歩く。
結構進んでる感じだ。
もしかしてもうすぐ山頂?
木の根っこにもう少し近寄って撮るべきだった。
イメージと違う。

歩き始めて1時間ほど。
岩屋の手前に着く。
これだけゆっくり歩いてるのに。
サクっと登りたいな~って時にはいいルートだなぁ。
今日は雨予報だからか会う人は数えられるほどだった。

ここは左の左に行った。
どうせ後で左の右に繋がると思って行ったが、結構な藪だった。
左の右に行くべきだったか。
右は岩屋方面なので帰りに見て来よう。

このあと、遊歩道と合流し、山頂に向かう途中で雨が降り出した。
急いでカメラをザックにしまいザックカバーを掛け、上下ともレインウェアを着た。
だからここから写真はなし。
雨は少し強くなってきたが、全く濡れないし、蒸れも気になるほどではない。
レインウェアが威力を発揮しているようだ。
少し歩くと、一の鳥居から続いている道に合流し、山頂方面へ。

電光掲示の気温は18℃。
涼しくて丁度いいくらいだった。
先に捺印を済ませ、嫁さんは先月の分も無事スタンプしてもらった。
とりあえず今日のミッションは一つ完了した。
二つ目のミッションであるソフトクリームを売店でほうばりながら
少し雨が弱まるのを待ってみる。
20分くらいすると雨が弱まったので、下山を開始する。
下山も同じルートにした。
遊歩道から文殊岩屋を通り、岩屋下の分岐に到着。
そのまま文殊尾根を下っていくが、
すぐに、穂高で痛めた右膝が悲鳴を上げ出した。
例のように要所で休憩しながらゆっくりと左足に全てを委ねて下りていく。
行きしなに休憩した最初のポイントで最後の休憩をしようと思ったが、
途中でどう間違えたのか、そのポイントがやってこない。
似たポイントがあったのでそこで左に折れて下って行った。
すぐに谷道になり、行きの尾根道と違うことにすぐに気付いたが、
道がしっかりしているし、すれ違う人もいるし、方向的には車道の方に
ちゃんと向かってるし、行きしなとは違うところに出るだろうけど、
大幅に遠くに出てしまうことはないだろうと思ってそのまま下山を続けた。
途中、分岐が多々あったが、最終的にババ谷の延命水のところに出た。
地図を見て、どこで間違えたのか何となく分かった。
どうやらポイントを見落としてそのまま下り続けて、左の谷に降りたようだ。
検証のためにまた来てみたいと思った。
この分岐は結局最終的に繋がっているようなことも何かで見たような気がするし、
複雑でおもしろいルートだ。
12時20分駐車場に無事到着。
雨も途中でほとんどやみ、膝の調子は悪かったが、そこそこ快適なガストレイルを楽しめた。
帰りは狭山線の千房でお好み焼きを食べて帰路についた。

今回は、ゆるゆるな山歩きを楽しめた。
ガスと雨の中をレインウェアで歩くのも、雰囲気があって悪くないと思った。
ババ谷のところはまたいつか検証してみたい。
豊富なルートを攻略するにはまだまだ先は長い。
撮影機材
EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
疲労が多かったせいか、いつもより治るのが遅く感じる。
先月、妙見谷を歩いた時、嫁さんが捺印カードを忘れたので、
今日はその分を捺印してもらうのが目的だ。
ついでに、今まで登ったことがなかったロープウェイ側からのコースを
一度試してみることに。
膝が気になるし、今日は雨予報だから、CTの短かそうな文殊尾根にした。
(文殊中尾根だと思う)
雨と分かっていて山に来るのも初めてかも。
普段より少し遅めの9時頃に駐車場に到着。
勝手が分からなかったので、ロープウェイに近い方に停めてしまった。
どうりで車が少ないと思った。

駐車場から道路を少し下り、右手の林道へ入る。

地図を見ながら5分ほど歩くと、左手に入口を発見。
たぶんここだろう。
急だなと思いながら、少し膝を気にして、ゆっくりと登っていく。

木の階段状になった道が続く。
地図をチェックしていたので分かっていたが、まあまあな傾斜だ。
それに、今日は体がすごく重たい。
特に下半身が思うようにスッと動いてくれない。
やっぱり疲れが溜まっているみたい。
嫁さんに「ゆるり宣言」をして、自分のペースで登ることに。
蜂をはらいながら、早速息も切らして、最初の休憩ポイントに到着。
たった15分くらいしか歩いていないのに1回目の休憩。
何かおかしい。こういう日は無理はしない。
しっかりエネルギー補給する。
山での進退の判断は、経験豊富な方でも難しい場面があると思う。
僕の場合、どんな山に行っても、絶対にピークを踏む!とか拘りは特にないので、
今のところあっさり撤退を判断できる。(今日は除く)
進むにしても超スローで歩いたりする。
実際、3月の山上ヶ岳では緩い雪に危険を感じ、西の覗手前で撤退した。
その時は澄んだ空気と綺麗な景色を味わえたので山頂に行かなくても満足だった。
しかし、この安全第一の感覚は年々薄れていき、
この先もしかしたら、好奇心がリスクを上回る時がくるのではないか…。
そうならないように冷静に判断していきたいが、
経験を積んでいくとチャレンジしたくなる気持ちが強くなりそうな気もする。
何となくそんなことを思い、ふと嫁を見て、安全第一を再認識した。

ガスが幻想的な時間を演出している。

右が植林、左が自然林…。
不思議な光景だ。
現実と空想の間の世界を彷徨っているみたい。

ここからは少し緩やかになっていく。
地図を見て、現在地を確認しながら歩く。
結構進んでる感じだ。
もしかしてもうすぐ山頂?
木の根っこにもう少し近寄って撮るべきだった。
イメージと違う。

歩き始めて1時間ほど。
岩屋の手前に着く。
これだけゆっくり歩いてるのに。
サクっと登りたいな~って時にはいいルートだなぁ。
今日は雨予報だからか会う人は数えられるほどだった。

ここは左の左に行った。
どうせ後で左の右に繋がると思って行ったが、結構な藪だった。
左の右に行くべきだったか。
右は岩屋方面なので帰りに見て来よう。

このあと、遊歩道と合流し、山頂に向かう途中で雨が降り出した。
急いでカメラをザックにしまいザックカバーを掛け、上下ともレインウェアを着た。
だからここから写真はなし。
雨は少し強くなってきたが、全く濡れないし、蒸れも気になるほどではない。
レインウェアが威力を発揮しているようだ。
少し歩くと、一の鳥居から続いている道に合流し、山頂方面へ。

電光掲示の気温は18℃。
涼しくて丁度いいくらいだった。
先に捺印を済ませ、嫁さんは先月の分も無事スタンプしてもらった。
とりあえず今日のミッションは一つ完了した。
二つ目のミッションであるソフトクリームを売店でほうばりながら
少し雨が弱まるのを待ってみる。
20分くらいすると雨が弱まったので、下山を開始する。
下山も同じルートにした。
遊歩道から文殊岩屋を通り、岩屋下の分岐に到着。
そのまま文殊尾根を下っていくが、
すぐに、穂高で痛めた右膝が悲鳴を上げ出した。
例のように要所で休憩しながらゆっくりと左足に全てを委ねて下りていく。
行きしなに休憩した最初のポイントで最後の休憩をしようと思ったが、
途中でどう間違えたのか、そのポイントがやってこない。
似たポイントがあったのでそこで左に折れて下って行った。
すぐに谷道になり、行きの尾根道と違うことにすぐに気付いたが、
道がしっかりしているし、すれ違う人もいるし、方向的には車道の方に
ちゃんと向かってるし、行きしなとは違うところに出るだろうけど、
大幅に遠くに出てしまうことはないだろうと思ってそのまま下山を続けた。
途中、分岐が多々あったが、最終的にババ谷の延命水のところに出た。
地図を見て、どこで間違えたのか何となく分かった。
どうやらポイントを見落としてそのまま下り続けて、左の谷に降りたようだ。
検証のためにまた来てみたいと思った。
この分岐は結局最終的に繋がっているようなことも何かで見たような気がするし、
複雑でおもしろいルートだ。
12時20分駐車場に無事到着。
雨も途中でほとんどやみ、膝の調子は悪かったが、そこそこ快適なガストレイルを楽しめた。
帰りは狭山線の千房でお好み焼きを食べて帰路についた。

今回は、ゆるゆるな山歩きを楽しめた。
ガスと雨の中をレインウェアで歩くのも、雰囲気があって悪くないと思った。
ババ谷のところはまたいつか検証してみたい。
豊富なルートを攻略するにはまだまだ先は長い。
撮影機材
EOS 7D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM
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