7月8日(日)
北アルプスに向けての嫁さんのリハビリ登山を兼ねて、オオヤマレンゲをチェックしに行きました。
最後に登ったのが5月末の寺谷なので、それほど間隔が空いているわけではないですが、
登る前から体が重くて今日はしんどそうやと訴えています。
この日は4時に起きる予定が、いつものごとく寝坊して5時半起床。。。
ちょうど6時に出発し、熊渡に到着したのは7時40分。
車がいっぱいだったので、橋沿いの場所にトラックがギリギリ渡れるスペースを空けて停めました。
準備をして8時に出発です。
定点撮影。
意識はしてませんが、何となく同じ場所で撮ってしまいます。いつもより水量が多そうですね。


久しぶりの晴天です。
10-22用(77mm)にようやくPLを購入したので、青が濃くなり夏っぽい。
熊度は今回で3回目なので、スタート地点での心のゆとりが出来ています。

ほんとにいい天気です。よく似たカットをいっぱい撮りました。


水量が多いので、今日は堰堤の水も画になってます。
流れる水音はいつもの倍ほどでうるさいくらい。それが何とも心地いい。

珍しいSHOT。

岩肌に映る天井の緑が、初夏の森を感じさせる。

最初の尾根に乗って次の尾根に移る開けた場所。大峰の雰囲気を存分に感じられるお気に入りの場所です。
いつもより大胆な構図でパチリ。

嫁さんはちょっとしんどそう。


本尾根に乗った場所で、いつもより大胆な構図でパチリ2。

本尾根に乗る手前のところ、ゆるい巻き道になっているのですが、
後ろを振り返ると嫁さんが消えていました。
少し探すと、途中でロストして巻き道ではなく尾根を直登してました。。。
仕方なくそちら側に行き、「普通の山のズルズル斜面」に付き合いました。
そして第一声が、
「ちゃんと足跡あったしw」
・・・
・・・
いやいや、僕の姿、その先になかったよね??
ロストしたの、自覚してはります???
『登山道に比べたら落ち葉やら色んなのが多いし、踏ん張ったら柔らか過ぎて、
ほら、こんだけズルズルやし、向こうは硬くてちゃんと道になってるやろ??
雰囲気も違うやろ??』
「ほんまやなぁ…ちょっとしんどいわ」
・・・
・・・
正規のルートに乗るまで数分だったのでそのまま登りましたが、
ちょっと道を外れるだけで体力の消耗度合いが違ってくるのを実感しました。
それにしても、こんだけ近くを歩いてるのに…。ほんとに目が離せないです。
色んなセミの鳴き声がギンギン共鳴する中、木々の緑は深い様相に変わる直前。
夏を間近に感じながらカナビキの森を歩きます。
川合ルートとの合流手前では、今日もぬかるんだ箇所が多かったです。

10時10分、合流地点に到着。今日は2時間ちょいでほぼCTどおり。
そして、3回目にしてやっとルートを完全に覚えました。今日は完璧に記憶どおりでした。

10分ほど休憩しナメリ坂を登ります。

BS日テレ「登る女」風。 (雰囲気だけw)

いきなりです。
あたりにガスがパァーっと流れてさっきまで晴れていた空は見る見るうちに白くなっていきました。
ヒンヤリ冷たくて、これは錯覚なのか、空気まで薄く感じ、まるで北アルプスの風を感じているかのよう。
そう、去年の蓮華温泉から白馬大池へ登る途中に感じた空気にとても似ていました。

ナメリ坂を抜けた先は、そんな錯覚を感じてしまうほど快適な大峰トレイルが続きます。




頂仙岳を巻くと、好きな雰囲気の森に入ります。

ほどなくして高崎横手です。


狼平へ下る途中、久しぶりに鹿を見ました。10-22の寄りではこれが限界です。
4月1日に来たときも、高崎横手の手前で見ました。どうやらこの辺が鹿スポットのようです。
水が近いからでしょうか?


11時40分、狼平に到着です。合流地点から1時間20分くらい、ちょっとゆっくり目でした。

いつものコンビニで買った唐揚げとカップ麺で腹ごしらえ。
唐揚げは心配には及ばず、意外や嫁さんも半分食べてくれて余裕で完食。

奥の方で休憩されているペアがおられ、近くにももう1グループいました。
ここの河原で食べるのはすごく気持ちがよく、食後に昼寝をしたいくらいでした。

今日は狼平のオオヤマレンゲをチェックするのが目的の一つでしたので、
予定通り弥山には行かず、ここで一緒にゆっくり撮影することにしました。







河原の撮影を楽しんだ後は、オオヤマレンゲをチェックです。

木の階段沿いの群生地に一輪だけ撮れそうなのを発見。葉っぱが枯れていて惜しいタイミング。

避難小屋裏に咲く、まともな一輪。

TOP写真もこの一輪です。好みによりますが…多重合成しない方がいいですね(笑)

崖のところにも咲いていましたが、危ないのであっさり却下です(笑)
※他の方は撮られていました。
今日は、NEW三脚を立ててレフ板を使いました。
小屋裏の一輪は、狭くて急な傾斜になっていて、さらに高い場所だったので、
三脚がないとまともに撮れなかったです。
三脚も今までのではちょっと安定感に不安があったと思います。
レフ板は、影になる部分を明るくしてあげるだけで、雰囲気がガラっと変わりました。
使わなかったら花の1/3くらいは暗い印象でした。
結果的にはどちらも持ってきて正解でした。
三脚ですが、1.7kgは今までと比べてやはり重たく感じます。
でもこのE545M、使っていて安定感や安心感が前のとは全然違うので、
これからも外せないと確信しました。頑張って担ぐしかないですね。
2時間ほど経ったところで嫁さんから下山通告。
撮影もほどほどに楽しめたので、十分満足して下山開始。



モトクロで川合から登ってきたようです。これって…。

嫁さんもゆっくりですが、頑張ってる様子。



ショウキラン。残念ながら枯れかけてます。

ベテランなおじさんが、偶然会ったらしいお仲間の女子ペアたちに見付けてあげたのを、
僕にも教えてくれました。枯れかけですが、見ることができておじさんは喜んでおられました。
この方、駐車地で車を近くに停めてほぼ一緒に歩き始め、すぐに先を行かれた方です。
上の写真の嫁さん3連発の1枚目の水色のTシャツの方です。 →
山ちゃんさん明星ヶ岳~八経~弥山~狼平と回ってこられたようで、僕たちは2時間の撮影タイムが
あったといっても狼平までですから、追いつかれたことがビックリでした。
休憩や撮影を抜くとだいたい6~7時間で周回されている計算になります。
この方、ザックの荷物も少なめで、どこかのついでに登りに来たみたいな雰囲気でしたが、
間違いなく「もの凄いツワモノ」です!
この後は、言うまでもなくあっさり抜かれましたw
僕たちはゆるりと下山完了。天の川温泉で汗を流し、いきしなにチェックした道の駅黒滝の自販機で
「カルピスソーダBIG500ml」を120円でゲットし、帰路に着きました。
オオヤマレンゲは初めてでしたが、ギリギリ咲いているのを見られてよかったです。
意外だったのは、嫁さんがオオヤマレンゲにスイッチが入ったこと。
IXY930ISで撮影を楽しみ、他の花やら苔やら色々撮っていたようで、
久々のリハビリ登山としては大満足してくれた様子。
熊渡ルートは、最初に来た時はしんどいルートと思いましたが、
さすがに3回来ると慣れてきて、時間の感覚もつかめて登り易かったです。
写真にしても、同じルートなので意識的に構図や作風を変えて、今までにないような
雰囲気で撮れたのもあり、とても楽しめました。
三脚はちょっと重いですが、すごく使いやすく気に入ったので、
これから大事に使い、一緒にお気に入りの写真を撮っていきたいと思います。
さて、3連休は梅雨が明けていないようなので、北アルプスはちょっとずらすことにしました。
その代わり、どこか近場にテン泊に行こうかな。撮影機材
CANON EOS 7D
CANON EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
SIGMA 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM